サブウーファーユーザー向けページ…
であれども一部スピーカーセッティングやルームチューンにも通じるのでサブウーファーの導入予定が無くても読むと良いことある、かも?
その気になれば100頁でも書けてしまうので今回は超圧縮して書きます
それでも長いです
なので遊び無しでサクサク進行します
ことステレオで使うならオートキャリブレーションは使わないでください。ろくな結果になりません。ELACでもB&WでもNeumannでもどののサブウーファーでもダメですな。
次、配置です
2台を置くならここ、ど真ん中で無くても左右の壁際を薦めます
理由は「リスニングポイントに近いのでタイムアライメントを調整できないサブでも遅延は少ない」「ステレオフォニックに悪影響が少ない」、特に後者は大きすぎます
そして「まずは一台目を完璧にセッティングします」
逆に一台目を完璧にセッティング出来たなら二台目はほぼ終わってます
完璧とはなにか?
まず『谷が無いこと』です
特に一台でフラットな必要はありません。谷さえなければいいです。「f特がフラットでなけらばならない、逆にフラットならば完璧である」とか言う時点でサブウーファーはまだ早いです。本来音の力はf特だけではなく残響との掛け算で捉えるべきです。サーロジック村田氏の言葉を借りるなら「f特で室内音響を語るのは片目で物を観るが如し」
そしてステレオという超シビアで厳密な世界ではイコライジングを1dBでもかけると奥行きが壊滅します。怖いですねぇ。
「山」より「谷」を避けましょうという意味合いなのですが
「山」はなんとでもできますが「谷」はどうしようもないのです。スピーカーセッティングでも同じ。
担当させる予定の周波数をスイープで、あるいは50Hzサイン波でも流しつつ壁際を動かして「谷」が出来ない位置に置きましょう。マイクでf特を測るとサブウーファーをずらしては測り、を繰り返すので遥かに面倒です。
次にメインスピーカーも音を出るようにしつつスイープでなんとなく30~120Hz位までかけて同じような大きさになるよう「ここでは適当」にサブの音量を調節します。
次に位相の設定です
クロス周波数辺りのサイン波を流しつつ位相を無段階に変えていき、その音が最も大きくなる所が位相が合っております(ね、180度反転しか出来ないサブウーファー選ぶと詰みでしょ?)
次に二台目を左右対称…それが出来ないならば、”リスニングポイントからの距離が一台目と等距離などこかに置いてください、後ろでも構いません!!“
そしてその大体等距離の位置の中で2台のサブウーファーから低音のスイープを流して概ねフラットな位置になるよう二台目の位置を調整します。「2台の干渉の複雑な世界なので最終的には1cm動かしても生死が別れます」
フラットになったら後はスイープやサイン波の出番は終わりです。後は楽音での調整の世界になります。
残る調整は「音量の微調整」と「クロスの微調整」だけです、あと一息!
まあ音量が難しいんですがね
音量はベースソロかピアノソロか女性ボーカルを鳴らして濁らず、しかし力強く聴こえる場所を探します。それの±1dbの何処かが正解です。大きすぎると濁る、小さすぎるとクリアだが弱々しくなる。聴くのは低音ではなくボーカルならボーカルの音全体を聴いて下さい。木ではなく森を見るのです。
そして最後オケで奥行きが深くなるところが音量の正解ですのでそこで完成。ティンパニなどの位置は元より、完璧に調整なされると全体的に奥行きが深くなります。
最後クロスの微調整
色々聴いてエネルギーが中抜けせず音が部分的に濁らなければ正解です、ここは難しくないのですが何故か言語化が難しいので果たして伝わるかどうか…
おしまい!
“サブウーファー推したい2 セッティング天国” への5件のフィードバック
サブウーファーはメインスピーカーと別個だからこそ有効なのだ〜!
に、全力で賛成。
私、サブウーファーシステムをメインスピーカーに組み込んで失敗したしくじり経験者でございます。
まあ、ダイアトーンのSW-G50という強力ユニットはその後サブウーファーとしての役目から一転してメインウーファーに昇格して重要な役割を担っているので結果オーライであります。
将来にまたサブウーファーに挑戦する際はご紹介のやり方でセッティングしてみますね。
ピュアへのSW活用経験者の端くれとして共感出来る(実感した事)が多くてとても読み応えがありました。
懐かしいですね!
CENYAさんなら必ずやサブウーファーを自家薬籠中の物に必ずやなさるでしょう!
[…] サブウーファー推したい2 セッティング天国 2月 21, 2023 […]
[…] サブウーファー推したい2 セッティング天国 […]
[…] サブウーファー推したい2 セッティング天国 […]