ルームチューニング 序文2


禁断の序文”二度打ち”

TOUGHなんて猿漫画誰も読んでないんだ

何故ならルームチューニングって最も難解なので百ページでも書けちゃうから総論をきちんと書いて置けば少なくて済むかな、と

まずあなたのスピーカーが何だかわからないが、それが何であれ、あるいはあなたのセッティング技術が凄くてセッティングが極まっていて問題なかったとしよう。

ではどの壁が一番問題になるか?奥?左右?リスポジの後ろ?

いや、どれでもない。どの位置だろうがそんなことよりは材質が大きい。コンクリートの面である。壁の位置より材質。コンクリートは最悪です。特にコンクリートで囲まれた部屋とか地獄ですな。

コンクリートは全周波数の反射が強烈で、特に中音域以下がえげつない。ようは定在波が悪い意味で論理通りに出てしまうのだ。(もろい壁だとその影響は少ない)

いくらセッティングの達人でも剥き出しコンクリート壁由来の定在波を殺すことは出来ないですな。本棚などがあるならダメージは大きく減ります。しかしなければここはYamahaのパネルを上下に並べ、壁面に敷き詰めるのが最も効果的です。これが安くて薄くて効果も激甚、というか他の選択肢はほぼ無いですな。ACHを床に置いているのばかり見ますがコンクリート壁で上下にやってやると仰天します。効果5倍に感じる。

低音まで効果を及ぼせるルームチューニング材は非常に少ない。しつこいがANKHはノーチャンス。全く低域を左右出来ない。中の人が一番わかっているはず。

QRD BAD辺りは優秀だが(結構凄まじい特性かつデッドになりにくい。Digiwaveより遥かに汎用的、反射音も良い)それでも脳死で大量に貼るとデッドになり宜しくない。

ではyamahaの注意点とは?

80Hz~4kHzを吸う特性なのだが、結果的に高域が残るのでハイバランスになりやすい。まあ高域のコントロールは簡単なので欠点とは言い難いが、他のルームチューニング材と組み合わせる必要がある。というかとんでもない特性が故に他のメーカーは不十分、となるわけだが。吸音壁でも相当な厚さでないと行けない。

次に反射音が最悪の部類なのでやはり何かでケアしないと良くない。薄いベニヤ板でしかないからね。これを表に出すことは音が悪すぎて我輩には堪えられないのである。壁が遠ければ影響は少ないかも?

ダメだ、序文が全然終わりそうにない…


“ルームチューニング 序文2” への1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です