マザーボード比較試聴3


さて、各論です

マザーボードは無論ゲルで最も自然となるポイントへ追い込んでいます。なので振動モードによる特徴はほぼ追放しており『電気的特徴』だけに出来る限りフォーカスを当てた試聴…のはずです。

細々とした条件は無意味なので書きませんがアースはマザーのネジ穴から取ってます。これは必須に近い威力があります。なおグルマンスペシャル0.1mmワイヤー使用。

後はCPUクーラーはnocture NH-P1以外人権を認めません。

あとSATAケーブルはJSPCのもの。これはシールドが接続されているケーブルが出ているのですが、それはアースに落としてるネジ穴に落としてスターグラウンディング的にやってます。これもライバル不在なのですがこのシールドを繋がないと音質的に地上最低の音になります。というか下手するとエラーで頻繁に止まります。

音の比較をするために敢えて今回印象が良かった物をベンチマークにします

2路線ありましてEVGAとMSIです

色々詰めればEVGAは明らかに良さそうですが普通に脳死で使っても微妙です。何か雑味が載ります。これだけ飛び抜けて大きいからですかね?miniITX達とEATXという両極端な取り合わせですから。リッピング/ダウンロードマシンに採用はしないかもしれませんが何かあったときの再生用の超魔界村 PCに採用は決定です。

MSIはMiniITX属では唯一の12PCBでいい感じ。音もMiniITX属では実際に頭一つ抜けてました。miniITX特有の雑味歪みの少なさが特に際立ちます。

1.Asus ROG STRIX Z790-I GAMING WIFI

mini ITXで10層となかなか良さそうで選びました。今回の取り合わせでは特に良いところの無い音でした。ですが何れもスペックは同等以上の頂上決戦ですし、そもそもsupermicro+xeonより圧倒的に音は良いです。具体的には基礎体力…コンポーネントの電源容量を上げたような部分と、高密度なサウンドです。裏を返せばsupermicroは弱々しい。ちなみに試聴曲の一つは弦楽四重奏なのですが、高調波成分がキチンとでると本来の楽器の音となり、松ヤニが飛び散るようなあの感覚とボディーの音になります。木のボディーの音は例えばスピーカーの木による付加で出しては行けません。(木が悪いなんてとんでもないですよ?ただ茫洋とした付帯音で誤魔化しては絶対にいけない。)

さて、逆に上位軍と比べたほうがわかりやすいのでMSIと比較すると、一聴音に重さがありますがこれはどちらかというと…ノイズに基因するジッターなのか?色々とタイミングがずれて起きる良くない物のようです。

高いマザーなんですけどね。これは即ドナドナ済み。


“マザーボード比較試聴3” への25件のフィードバック

  1. ITXが高評価で良かった
    単純なOC耐性の話にならなくて本当に良かった
    少し怖い話をします
    魔界オーディオ 極限
    LN2を用いたオーバークロック競技 極限
    なるほどなるほどさすれば高次の安定性をと
    EVGAというよりKINGPIN(Vince Lucido氏)を推しました
    OC Formulaもまた
    Nick Shih氏というレジェンド監修のシリーズでしたね
    その安定性を担保するコンポーネントの括りには
    高クロック低レイテンシのメモリ
    低電圧で動作するCPU
    ビデオカードのASIC quality
    これらの選別された石が不可欠
    されどこの個体差
    音質的な影響は無いと思いたいですね
    マザーボードはITXが高評価
    私も次はITXで音良いパソコン組むんだ!
    あれ?でもメモリって……ははっ…あはははは!
    まずは祝杯
    いつもありがとうございます

    • やはり銘マザボは設計者が物を言うのですね
      CPUとかグラボの個体差は考えたくはないですね

      taiko的な思想から考えるとメモリーは個体差あるかも知れません…が高いメモリーはまさに低レイテンシ高クロックで耐え得る物を鬼選別しているからそのスペックで売られているのでまあ『高いメモリーは強い』になりますかね…
      なお何故か早いメモリーが手に入らないですね

  2. グルマン様
    ご多忙中申し訳ございません。
    現在比較視聴されている組み合わせの中にPlextorの出番はありそうですか?

    • プレクスタープレミアムは三台持ってます
      が、視聴はしません
      何故なら何故か認識しないからです()
      IDEがないことと、SATAにしてもBIOSから認識しません。
      音自体は基本的にはプレクスターのほうがパイオニアより優れてます
      具体的には音数が多く、空気感があります。
      ただパイオニアも振動対策で相当なところまで行きますし、そうするとプレクスターとはまた違うよさも出てきます。
      クラシックではプレクスターが最強です。

  3. 導師にお尋ねします、結局CPUとメモリは何をお選びになったのでしょうか?

  4. MPG Z790I EDGE WIFIについてですが、変換名人というメーカーのIDE-SATA IDEドライブ接続タイプ L型(JAN 4571284889408)を使用してPlextor premium2を使用することができました。変換アダプターの音に与える影響などは分かりかねますが、パイオニアのドライブ+Supermicroよりはかなり良くなっています(ドライブとMBの両方を変えたのでどちらの影響かは分かりません)。変換アダプタがかなりヤワで硬派なJSPCのSATAなどは受け付けてくれず、みんな大好きプロケ推薦のC2Gやカスタムで作ってもらったアース付きSATAなどで対応しています。

    • おお、使えましたか!!!
      良かった、プレクスターをうっかり只で人に譲るところでした。本当に良かった。ありがとうございます!
      そのカスタムのケーブルは何処のでしょう?気になります。JSPCのケーブルがあまりに強いので『アースの有無で音が凄い違う』のかと思い込んでおります。

      • まだ試作扱いなのですが、ゲンさんケーブルにお願いしております。コネクタがラッチ付きのものしかなく、できればラッチなしのコネクタを探しているのですが適当なものが見つからず。コネクタのホールド力についてはC2Gのもの(どう見ても安物ですが)が明らかにJSPCのものより良いです。いろいろ探しているのですが、SATAのコネクタだけを売っているサイト・店舗が見つかりません。

        あと釈迦に説法になりますがPlextor Toolは管理者権限で使用しないと動きません。また、稀にCDドライブを認識してくれないことがありますが、再起動すると認識してくれたり無邪気で可愛いドライブです。

  5. 導師ご返答ありがとうございます、I5 13600TでGskillF5-7600J3646G16GX2-TZ5RSで組んでおりますがメモリが7600で稼働せず止むを得ず7200で回しております、非ROON環境でメイン再生機として使用していますが現在メモリ一枚4800で鳴らすほうが良かったりして悩んでいる所です。

  6. その後EVGAはいかがされたでしょうか?当方Roon用でEVGAを使っていますが、毎回PCの電源を入れて聴き始めるときに凄まじいノイズ(音楽が聞き取れないほど)が発生します。USBケーブルを抜き差しすると何事も無かったの如く解決するのですが、おそらくMBに問題あるのではと思案しております。放電直後は大丈夫なのですが毎度放電するのも大変です。Roon用でおすすめのMBはありますか?グラボは4090を1台直差しで使用しております。

    • Qobuzでハイレゾダウンロード出来るのが楽しみでダウンロード専用PCを、という話だったのですよ。
      ただQobuz japanが息をしてない()
      なので頓挫してます
      さて、確かにマザーのようです。
      お勧めはMSIです。多分スーパーマイクロあたりの技術者が入ったのでしょうかね、今や素晴らしい設計です。
      12層かつ24pinとCPU入力が極近い。

  7. ROCKです。マザーにも電源を供給しているCorsair1600からライザーに付属ケーブルでペリフェラル→6ピンに変換して電源供給して、同じ1600から補助電源もグラボ(4090)供給しています。

    • なるほど、Rockならむしろwindowsよりグラボの挙動は安定するはずなんですよね
      そして電源の弱さもあり得ないですね
      BIOSでは設定の余地がありません、Rockもまた設定の余地がない
      pcieのスロットを代える、とかですかね
      あとはUSBケーブル

      直差しは大丈夫でしたか?

      • 直さしは大丈夫です。
        PCIEのスロットは一つだけ(MSIのMini ITX)なので選択肢なしです。USBケーブルも変えてみましたがダメでした。ライザーを買い直してみます。

          • 付属のペリフェラル→6ピン変換コネクタを使わないで直接1600から給電したらちゃんと稼働しました。音出しして10分もたっていないですが、明らかにライザーの方が良いです。感謝感激!!

  8. xeonについて、その後他のCPUを視聴しましたでしょうか?
    というのもfacebookにてXeon72coreや多coreのcpuで絶賛していた方がおられました。
    「某社の600万円以上の機械と比べても 普通にInstallしたWindows11で 軽々と凌ぐ音が出て仕舞います」とのことだったので私も触手が動きそうです…
    恐らくcore数だけでなく、L3 cashe(CPUに内蔵するRAMのようなもの)がサーバーCPUには多いため、音に影響しているのだと思っています。

    • なるほど、それは気になりますね…
      L3キャッシュは確かに非常に影響しそうです
      コアの数は恐らくほとんど影響しません
      というのもコア数をBIOSで削ってもそんなに変わらないことと、Roon自体はシングル動作であるのでシングルでの速度が大切と開発元が言っております(最もバックグラウンドの処理などを他のコアがやっており、ある程度のコアは必要ですが)
      さらには音質的にはメモリやグラボが圧倒的に大きく、それこそCPUのクロックなどとは比較になりません

      ただキャッシュは説得力はあります
      またXEONのマザー…多分super microですかね?はとても良く出来ておりそこら辺も大きそうです
      しかし結論からいうとあまり食指が動きません(実は今メインオーディオPCを新しくしてる最中なのですが)
      というのもメモリのOCが無いからです
      DDR5だと究極的には8000Mhzを超えるものになりますが、この周波数がそれはもう恐ろしく音に影響します。CPUごときでそれが引っくり返るか自信がありません。
      更に今回相当熟慮してAsus Apex encoreというマザーを選択しました。それはメモリスロットが二つしかないからです。メモリの安定性、レイテンシを極めると最小のスロットの必要があり、このマザーはOcに特価した知る限りz790最狂のスパルタンなマザーです。なお1個前に採用したasrock oc formulaもそういうマザーでした。

      あと懸念は熱です。
      CPUはあまり発熱が強くない方が良い。それはファンを使いたくないからです。ファンはかなり音が劣化します。果たして現行最強のファンレスクーラーで支えるのか?ちょっと不安です。

      ただサーバー、ワークステーション用のメモリ ECCメモリは音は良いです。同じ周波数なら明らかにレベルが高い。TAIKOもそうですが、xeonの山から登ることはそこらへんの利点もあります。

      OCひいてはゲーム用のスパルタンで暴力的なパワーから登るか、サーバーワークステーション系から登るか。どちらが最終的に勝つかやってみないとわかりません。が後者は高くつきますね…そのうちやってみて、微妙ならリッピングマシンに転用しますか

      • 詳細にありがとうございます。
        なるほど。サーバーcpuはコア数に目が行ってしまいますが他の恩恵がむしろ大きくでているんですね。

        開発元がシングル推しているのは初耳だったのでいい勉強になりました。性能の追い込み方がゲーミング性能にかなり似ているのでゲーム路線で極めている方も参考にしてみようかと思います。
        Asus Apex encore..確かにつよつよです..

        確かに山ですねー、サーバーcpuはコストが高い割に音が悪ければ転用効かないのでそこがネックですね。
        私もパワー系で考え直してみようかと思います!

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