『究極のアースワイヤーの後釜』を探すためのテストの一巻で恐らく同じ工場の同時代のワイヤーを入荷した。
これで同時代のワイヤーを0.1、0.2、0.3と揃えたことになる。簡単に切れるのでエナメルを剥ぐのも面倒
さて、聴いてみました
うーーん、これは位相的に正確無比。芯の芯まで音が見える。弦のアタックというか揺れ始めが聴こえる。奥行きも素晴らしい。
でも0.2mmを選ぶな。豊かさや音色という所でそれなりに差がある。そして0.2mmを越えると途端に振動による音の癖、固有音が耳につき始める。
そして0.1mmが正確なのは確かだが0.2mmだって位相のブレのなさはとてつもない正確さであり、ハイエンドケーブルなどを影も形も見えぬほど後方に置き去りにしている。
0.1mmは比べると差し引きで分の悪いトレードオフと思う。0.3mmよりは良いとおもいます。
で、以前頒布してまだ魔界にリールの残りがある蒼い絹巻き線の絹を剥がした物(0.1mm)との比較だが、ニュートラル性というかフラットさは絹巻き絹剥がしの方が高いと思う。今回の方がホットに触れている。多分この2本を比較するに今回の0.1mmの方が僅かにエナメルが厚いことが問題だと思う。0.01mmとかの差だと思うけれど、削ってて厚みを感じる。
蒼い方は現状入手可能なワイヤーとしては最善に近い気がする。もし今やっている『真エナメルプロジェクト』が今一な結果に終わったらまたこの蒼いワイヤーを頒布しようかと思います。『現状これより上が入手不可能』と判断しないと自信がないので堂々と出来ないのです。
“キーウヴィンテージワイヤー0.1mm入荷” への1件のコメント
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