ある種の鉱石が『非接触』で劇的に音質を変える…のは普通です。日常。
ですがこの手の事をやってる方は(メーカーは特に)『鉱石の力で音が良くなる!!』と言い張る。(先日のDJ swing氏来訪でも書いたけど)
それは『無い』のである。音が変わるのは確かだが良くなるケースは稀だ。1ヵ所なら『お、良いじゃないの』となることはあるが2ヵ所、3ヵ所と増えていくと『癖が出てアカンな』となる。『神秘のチカラで良くなる』ならば何ヵ所に使っても良くなるはずである。鉱石に神秘はない。信心が足りないのであろう。
水晶も面白いことに大きさや形、結晶のサイズや産地でかなり音は変わる(非接触での話よ?)
さて、鉱石系アクセサリーをレビューしよう
この切り口で複数メーカー複数商品をレビューするのは間違いなくmonster audioだけ
なおこの系統のレビューはヤバ系マニアの怨みを買いそうである。
1.アコリバ属
アコリバ属といっても大なり小なり鉱石を使っており全部レビューすると終わってしまうのでわかりやすい奴から(しつこいが非接触用途のみ)
水晶インシュレーター。透明と黒を所有。
インシュレーターとしては今一(RMF-1は白眉だが)。しかも非接触、或いは鳴き止めも兼ねて機器に載せる用途としては面白い。滑らかになり聴きやすくなる。が、増やせば増やすほど明らかにツルツルしたり艶(という名の付帯音)が増してくる。この用途なら透明の方が癖は少なくて良いと思う。一枚で良い。精々二枚。
RIO-5
我輩はこれにトルマリン鉱石を載せてさらに効果を上げてみた。
どう見ても炭である。
網の上に載せた煌々と光る炭。
それを見た老害KANATA氏曰く『独り焼き肉セット』。なるほどなるほど。
音だが、劇的に変わる。広がりが出て歪みが減り聴きやすくなる。が、音場として正しいのか正しくないのかと言われると…
当時は無数の空間系アクセサリーによる魔法で奥行きや円やかさを創っていたが、今となっては全て使っていない。スピーカーセッティングなどが不十分だったり電源が悪かったりするならアリ。空間系アクセサリーでは全然マトモな方だと思う。同社RR-777よりマトモ。(なおDJ swing氏も我輩もRRをブレーカーに使用。さすがである)
AIRBOW属
beat stone magma
シリーズ最上位である。三枚所有。
清原氏は大変尊敬している。氏のチューニングのバランスは神憑りの域だと思う。
だがアクセサリーに関してはとうに守破離どころか藍より出でてショッキングピンクである。んっんー、名言だな。
さて、音だが少なくともこれは機器に載せてはいけない。実はかなり重く、それ自体が音にクセを与える。重量のあるパワーアンプならまだセーフ。出来れば非接触を貫くべき。その上でだが、よく言えば確かに熱い。高密度、とも言える。だが如何せん何枚も使うと暑苦しく、また自然では無くなる。部屋が広くてエネルギー不足ならアリかもしれないが、既にバランスが取れているとビミョー。
beat stone soul
スピーカーに置く。スピーカーターミナル付近でも良いかも知れない。
推薦
まだ鉱石シリーズは続くが、いきなりこれが優勝である。これぞ清原氏の面目躍如である。会心の当たり。
欠点がない。『暖かく、有機的に』と説明にあるがそれはそう、なのだがとても自然でスピーカーから再生されている感が減り、癖も全く無い。位相、音場もおかしい所は見当たらない。
なおskyは買ってない。
ちょっと鉱石系全体の打率に不満がある。ピッチャー並みの打率なのだ。なのでなかなかこの系統のアクセサリーに食指も触手も動かないのだ。
次回
大本命ge3である。