魔界電源の伝説


誰が呼んだか『魔界電源』

究極のDC電源システムである。まさに此の世の物とは思えぬ厭な姿。気難しい事で斯界で高名なKANATA氏宅…通称老害ハウスにも持参したが、かの老害でもケチのつけようがなく全てのDC電源を全ての項目で足元にも寄せ付けなかった。ferrum audio hypsosなど10秒でこの有り様である。

どのような物かというと…

アイソレーショントランス→スイッチング電源→巨大手巻きファインメットコモンモードチョーク&ノーマルモードチョーク→良いオイルペーパーコンデンサ→LT3045 10パラレル基板→uptone LPS-1.2という地獄のような物量である。


神器LPS1.2 死ぬ程壊れやすい上に再生産の見込みが無い模様。良く熱で自己死する。

神器LPS1.2

ゲームチェンジャーLT3045 10パラ基板。恐ろしいレギュレーター。ケーブルをちょいちょいしてハンダをちょいちょいすればサルでも1分で使える。これのお陰で15V以下の世界はほとんどの電源がクズとなった。これに勝つ安定化電源の作成は超困難。

なおコモンモードノイズには効かないので注意。

https://m.ja.aliexpress.com/item/1005002927955355.html?gatewayAdapt=Pc2Msite


論理としてはスイッチングの圧倒的な速さを活かしつつ物量で問題点を潰しリニアより綺麗にする。特に電源はコモンモードノイズが問題となるが複数の手法で対処している。

あらゆる意味で卑怯すぎるが魔界にレギュレーションやルールはない。詳細な作り方は次回。

是非とも皆さんに…と言いたいが訃報がある。LPS-1.2が販売されていない。悪魔の機器だったがこれ無しでやらねばならない。なおLPS1.2は故障が多く、老害ハウスに持っていっただけで壊れた。老害の波動に殺られたのだろう。

とは言えそれ無しでも強力無比である。速度、クリアさ、歪みのなさ、奥行き、正確さ。なお位相も糞もないセッティングがヤバいとか部屋がヤバいシステムだと無意味。逆にエンジニアリングには険しいスイッチング路線を登って欲しい。コストよりはコアに線を巻いたりハンダ漬けしたりする気合いを要求される。

次回、チョーク巻き巻きのお時間です。

amariでも結局は正確さ、低音の速度、リズムにどうしても贖えぬ程の根源的な差がある。スイッチングは圧倒的に強い。高域の質感はこの飛車角落ちだとわずかに良いリニア電源が強いか。


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