我輩が勝手に決めた四天王の五つめですな
とは言えルームチューニングの思考を非常に学ばせていただきました。『f特馬鹿』が多い中で『残響のf特と聴感の相関』を遥か昔に提唱していたメーカーです。サブウーファーももはやオーパーツレベルでした。何故他の国内メーカーはここのような機能を持つサブウーファーを造れないのでしょうか?
コンサートホール設計の方ですが、やはり多くのルームチューニング材の有象無象のメーカーとは一線を画すものです。実際ルームチューニングで優秀なメーカーはStudio、コンサートホールに纏わるエンジニアもしくはその集団です。
製品にはステレオフォニックとしては存在そのものが問題のあるものもありますが(コンサートホール設計の方なので仕方ない)ルームチューニングを説明するにおいて氏の言葉を使わないことは不可能です。
さて、先に問題点から挙げます。
とにもかくにも『センターパネル』という概念です。『和心』はもっと嫌。
当たり前ですが『音場の情報は凄まじく繊細な物』です。スピーカーセッティングやルームチューニング材が1mmずれても死にますし、無論コンポーネント、はたまた電源でもケーブルでも崩れます。それを『反射でセンター定位を造る』とかとんでもない事です。ステレオフォニックに関して、オーディオファイル…或いはミキシングやマスタリングなどのエンジニアとしては素人(師をボコすようで心苦しい)
音場とは創るものではなく再現するものです
コンサートホールには無い概念ですな。
裏を返せば部屋の角に置くなどに関しては素晴らしいのではないでしょうか?
『劇的に低音を膜振動で吸う』『初期反射で豊かにする』『ライブにもデッドにもなりにくく広い部屋でも狭い部屋でも有効』など。
しかし御本人、コンサートホール畑だけありちょっとライブ信者過ぎる嫌いがあります。このパネルを最も使いこなしているのは御本人ではなく、圧倒的に逸品館清原代表でしょうね。
だがしかし!!四天王をぶっ飛び超える製品が有るんですよ奥様!
『†定在波パネル†』です
これ吸音特性ですがヤバくないですか?超重量級膜振動壁で100Hz以下のみをバッサリ!!
AVAAも哭いて謝る神器です
これを話題にしてるオーディオファイルもショップも居ませんな。大きい専用ルームを持ってて棒を張り巡らせているオーディオファイルは、棒では定在波を全く殺せぬのにそんなに何故これを入れないのだろう?1メートルの空気層つき吸音壁より遥かに強いのだ。
まあ音響リテラシーが日本のハイエンダーはアメリカに大きく劣るとは言え、アジアより大分マシではある。文化は金だけでは買えないと言うことがわかるなあ(詠嘆)
以下ベトナム
“ルームチューニング材短評 サーロジック” への2件のフィードバック
確かにあまり触れられない商品です。
あの定在波パネル、もっと流行っても良いと思うんですよ。
重いとかサイズとか見た目に目を瞑ればAVAAを除けば現在最高の低音処理兵器だと思います