ルームチューニング指針実践的まとめ


あまりにガチり過ぎて取り留めなくわかりにくかったので結論的な話だけ書こうかな、と思いまして…ええ…

これから書く話は『オーケストラだけ聴くんや!!他のジャンルやどうでもええねん!』って場合は話が変わります

30畳程度まで編

そもそも部屋は広いだけで有利なのは研究でも明らかです。しかし逆に狭くても適切な対策をすれば同等な評価になることも研究でわかっています。つよつよ部屋がないと、というのは甘え。追い付くためにこそ知恵と努力をするのです!

  1. 天井は拡散が良い
  2. 横の壁は良い感じで適度に吸音する物か(シルクとか)吸音と拡散を両方行う物が良い。(可能ならこれが良い)横からの音を殺せば広い部屋と同等の評価になることがわかってます。いわんや研究を上回ることも可能です。
  3. 後ろは壁との距離と他全体の残響の具合でのバランスで選ぶべきで最も流動的。だが残響が多いと良いことは無いのは研究で明らかなので吸音or吸音拡散が望ましいのは確か。
  4. 前は拡散主体。ガチ吸音は禁。余程狭い空間でエンジニアリングするとかならあるいは…(4畳半ですらガチ吸音すべきではない、かな。)
  5. 床は薄手のカーペット推奨。フローリングはまだしもガチガチの大理石剥き出しとかはヤバい。ムートンみたいな分厚いのもお勧めしない。
  6. カーテンは材質での音質影響があまりに大きい。天然素材は概ねデンシャラスな音にはならないが、合成繊維の中にはヤバいのがある。触ってシャワシャワした奴が経験的にヤバい。面倒なので我輩は外して思考停止した。
  7. なんであろうが定在波は殺したい。どこまでやるかだが裏にYAMAHAあたりは仕込みたい。AVAAは人権に限りなく近い。しかしそれらを含めて残響のf特を耳で調えましょう。例えばYAMAHAを使うと超低音と高音が残り、相対的にライブ方向へ変化します。どのアイテムも何らかのイコライジングをします。耳こそ全て!

超広い部屋編

60畳とか、ね

  1. 定在波を殺すべきなのはあまり変わらないがその周波数も低いので楽ではある。スピーカーセッティングでかなり解決できる。でもやはりAVAAはあったほうが良いです。
  2. 広い部屋は広いというだけで音が良い、それは研究でも明らか。ですがあまりに初期反射や残響が足りないと音は良くありません。コンサートホールがわかりやすい。広ければ音が良いのならコンサートホール設計も苦労はしねえ、はーっ!
  3. 天井こそが広い部屋のアキレス腱です。天井をぶち抜くかSKYLINEを貼りまくりましょう。
  4. 広いってことは『お金がある』ってことですよね?それだけの『覚悟がある』から『広い部屋でオーディオしてる』ってことですよね?楽なのはdiffractal奥行き23センチ版を奥に敷き詰める。角はコーナーANKHの上にAVAA載せて下さい。ANKH敷き詰めも良いのですが、残響が鼻につく可能性がありますな。ハイブリッドも強くご検討下さい
  5. そんなに金があると?ではYamahaで奥の壁を敷き詰め、ANKHハイブリッド→ANKHの2重で行きましょう。まだ金が余ってる?しかも体育館並み?死ねば良いのに。ではBADで敷き詰めか吸音壁→AGS60㎝でいいのでは。天井も吸音壁で。空気層1mくらい行っておきましょう。本国Magico試聴室を遥かに越えてるね。
  6. というか1次反射は何もいらないのでは?
  7. 床はやはりカーペット。鉄板です。例外として天井をぶち抜いて吸音材が丸見えとかならフローリングでOK。


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