シルヴァンですな。一作目。
壁沿いではなく1次反射に置くことを想定していた製品です。4本持ってましたね。
物凄く広い部屋とかでショーの時に使うなら良いんですよ。しかし一般的リスニングルーム、リビングの大きさではとにかく反射音が鼻に、いや耳につきます。
耳につく反射音という意味では全製品で最も強力
ANKH1作目。シルヴァンより反射音が地味で遥かに良く出来ている。広い部屋は当然としてそうでない部屋でも奥や後方壁にはかなり良い選択肢ではある
が、奥を吸音にするなど措置をしないと音響的な存在感が目立ちよろしくない。しかもガチガチに吸音するとそれもよろしくない。ここでQRD BADを使うとか贅沢な考えが必要となる。難しいんですよ、本当に。
なお周りのオーディオファイルは揃って大体ANKH嫌いなんですがむべなるかな。『持ってたor借りたがダメでした』率が9割位。少なくとも仔細が気になる高次元のオーディオファイルがポン置きして満足するものではないです。
通称 コーナーANKH
これは使いやすい名品。成約率も比較的高そう。低音を変える能力はありませんがね。良いコンサートホールのようになりつつステレオフォニックを壊しません。また存在感も強くはない(事が多い)
QRD BAD コーナーとかと比べましたがBADコーナー完敗です。『コーナーは中音域以上は拡散すべきだなあ』と思う。要は『側方1次反射の類いは殺しつつそれ以上はある程度増強したほうがいい』という所ですな。
通称 ミニアンク
見た目によらず存在感は強く、ステレオフォニックに影響する部分には置くべきではない。三次元拡散は難しい、という話をしたがやはり頭部に近い高さで上下に拡散してはいけないのだろう。最も有効な部分は壁の上のほう、特に奥の壁であろう。存在感は無くなり、音場に何かやらかすこともなく、しかしアンビエントは増え心地よく自然な減衰を感じ明瞭度も上がる。
某7Fやブルメスターの試聴室も良く見ると同等の判断をしている。
よってこのANKH6も素晴らしい効果をもつ。イチオシはこれまである。
この画像を拾って驚いたが、ミニアンク系は我輩と恐ろしく完璧に同じ使い方をしている。相当試行錯誤してそう。やるなあ、島。
床ANKHは人様のおうちでは試したが、魔界では使えないので(来ればわかる)論評は差し控える。