物凄くご要望が多いのでこのテーマで。まずは理屈から少々、草をひとつまみ
選ぶポイントは2つ
1つめは『能力』
ようはこれですね。反射のトゲをある程度短くすることです。特に中高域以上。低い音は回折とかするので関係ないです。
一番強いのは吸音+拡散ですね。硬質な全拡散はかなり不利です
拡散も超高域までやってくれると反射音が気にならなくなり音が麗しくなります
diffuserよりdiffractalってことですね
こちらご覧ください
周波数と拡散の能力のグラフですが1khz以上に渡り20kHzまで極めて高い拡散能力を有しております。
さらにこれをご覧ください
RPGでは何とBADの厚さを別注出来ます!最大150mm。背面空気層見たいな概念ですね。超優れた有孔ボードによるハイパー吸音壁みたいなものでしょう。
日本のものはほぼ5センチ(実測4センチ強)なので緑ですな。相当な能力…!
あの薄さと軽さ、インテリア性で拡散をあそこまで高度に行いこんなに下まで吸える。化け物です。
さて、次に大切なボイントは『質感』
その物体を触ったりこすったり叩いたり弄ったりなめたりして下さい
スピーカー横壁1次反射はそれの音がそのまま載ります。測定では絶対出ない。スピーカー設計でも室内音響でも『測定値だけの判断しか出来ない設計士』ではまともな結果は出せません。
さて、その点ファブリック系は強いですね。反射の質が地味です。この画像の気持ちが死ぬほどわかる。TAIKOの妙に大きい利鞘で大儲けの太陽インターナショナルの部屋です
反射音の質で優秀なのはアコリバとクリプトンです。アコリバはとても麗しい。クリプトンは拡散面はシックで使いやすい。だが…
ルームチューニング材を少しでも動かしたらスピーカーセッティング㎜単位でやり直し
なので壁掛け固定をお勧めしたくはある
目安は6畳~10畳かつ縦長配置だと横壁との距離がどうしても取れないので横壁1次反射は吸音と拡散のほうがまず具合は良いでしょう。ついでにスピーカーと壁の間もやるとエネルギーが大きい部分なのでかなり具合が良いです。故かないまる先生もそうでしたね。
更に広くなればなるほど純粋な拡散で問題なくなります。Dyna7Fも昔のほうが音が良かったのはあの広さならdigiwaveの必要はないこと。ハース効果など発生しません。diffractalとSKYLINEで良かったのです。広いと残響必要ですし初期反射も欲しいですからね。
コンサートホールレベルならば3次元拡散多用はありなんではないでしょうか?