DCケーブル続き


3.単品の線材で良いことはない、ってやつ

オーグライン系、銀系、ヴィンテージ系、色々やったけど(ヴィンテージはホットとコールド違う線で、とかも)精度の問題と振動のコントロールの問題が相まって難しいですな。癖が載ります


以上を纏めると

完成品か、 DCケーブル用線材を使った方が打率は圧倒的に高い

というクソの様な結論に至りました。

バランスや位相、癖のなさを重視するとこうなります。『お、これは凄い音だ!』『個性的でいいね!』みたいな段階ならばそも当ブログは参考になりにくいですな。

ではオススメを幾つか

1 free the tone ソルダーレス

いきなり謎のケーブル。業務用の世界からの来訪者。これは良いですよ。バランス、位相、癖のなさを満たしている。

例外として大電流には向きません。6A以上からだと怪しくなる。細いですからね

2 モガミ2520

つまらない選択ですが多くの強者を葬るフラットなバランスと落ち着いたトーン。これを使ってれば問題はない。完成品は無いけどDcは作るの簡単なので是非。

3 analysis plus pro oval studio

これのマイクケーブルを切断して無理やりDCケーブルとして使う

加工難易度がかなり高く(網状の線の中の板を切断せねばならないなど)またDCプラグの蓋は絶対にしまらないのでオープンで使うことになります

が、音はいいです。圧倒的に。

歪みが少なく何より色彩感が圧倒的。大電流にも無類の強さ、まあ導体容量が凄いですからね

導体容量が大きいのはだめ、とかインコネ用はだめ、と言いましたが唯一の例外ですな。


“DCケーブル続き” への15件のフィードバック

    • 24pin自作ですね、大変だったなあ(遠い目)
      ファインメットビーズを通すとか色々やりましたがあんまり良いこと無かったですね
      結局silver stoneのケーブルが最もバランス良い、で終わりました。加工に使うならsilverstoneのケーブルを切断して流用する方が楽で音が良いですね

  1. ご紹介感謝です!
    これまでのお勧めをまとめると

    XP-PS AU SE(壁コンセント)

    峰電 FilterPLUS Pro PURE(ノイズフィルター)

    ベルデン19364・HUBBEL 8215(透明)・schulter 4718(電源ケーブル)

    iCAT PWR-L3 (Spec5)(DC電源)

    analysis plus pro oval studio(DCケーブル)

    DDC・クロック

    順列組み合わせが最適解とは限らない?
    あと、壁コンセントのさらに前段に分電盤やら電源工事があったり?

    • 返信を遅らせていたのはそれの究極の解答が安価なバッテリーの可能性があるからなのですね
      クロックもやろうかと考えてます。

      • 安価なバッテリーでオーディオ用バッテリーを上回ると、ここでも下剋上がw

  2. いつも本質的なご回答を親身に対応戴き心より感謝してます!本当に有難う御座います
    またまた甘えてしまいますが元々iCAT PWR-L3に付属してるDCケーブルってぶっちゃけどの程度のレベル感でしょうか?実は意外と悪くはなかったりして?期待

    • 全く悪くありません
      確実に大抵のケースで超えるとなると相当厳しいです
      1種類しか確認できてない上にそれは非常に特殊で加工も難しい
      ので安心してお使いください
      ちょっとマイルドなほうこうです

    • >>付属してるDCケーブル
      周囲の電波環境が悪いとノイズ拾っているので、
      電波の強度次第ですが
      パルシャットで減衰かアルミか銅のフォイルで遮蔽が必要とは思います。
      新しい白いのは手元に無いので古い黒いのですが。

  3. モガミ2520でDCケーブルを作成する場合は、プラスマイナスにそれぞれ1本計2本使うのでしょうか?それとも1本で芯線とシールドでプラスマイナスを構成するのでしょうか?
    いざ作ってみようかと思ったら心配になってしまったので教えていただけないでしょうか。

    RFS50Aの出力に付けるコモンモードチョーク用の線材としてモガミ2520を使おうかと考えています。

    • 普通に1本で使います

      ただ用途次第では音質的に導体が細すぎる可能性もあります
      その場合、例えば2806あたりを使うと導体容量が4倍以上になります
      ちょっと試す価値はあります

  4. お世話になります、こちらのお勧めdcケーブルは励磁電源〜励磁スピーカーのケーブルとしてもやはり有効でしょうか? いつも教えて頂いてばかりで申し訳ありません。

    • おお、素晴らしくニッチな質問ですね
      良いですね
      この部分を他の部位のようにめちゃめちゃ経験しているわけでは無いのですが(それでも日本一試しているとは思いますが)太いと基本的には死にます
      またケーブルの周波数特性はあまり影響を受けないようです
      ただお勧めのウルトラハイコスパケーブルが今日本でなかなか入手困難になっているので
      コスパは微妙ですがaudio analysisのcrystal のインコネ(マイクケーブル)です。
      パワフルでカラフル、癖も無く大抵の人は喜ぶかな、と。私もこれを主に使ってました。
      あとは二重綿巻き単線の蜜蝋煮は明らかに良いでしょうね
      0.6mmを+-それぞれ6本ほど使えば大丈夫そうです。

      • 返信ありがとうございます。すでに我が家は蜜蝋煮が定番ですが、やはりdcケーブルも蜜蝋なんですね! (最近ではワイフも深夜の蜜蝋煮に驚かなくなってきました)0.6mmで早速お料理してみます。dcケーブルの場合はグラウンド線の本数は増やすなどは不要でしょうか?AC電源ケーブルはライブとグラウンド線を同じ本数より、明らかに良いと感じましたが、、。

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