AVAA、あるいは現代のプロメテウス1


なんてね、高尚なフンイキを醸し出してみましたアババババw

AVAAのお時間です

とはいえプロメテウスの名に恥じない『火』にも互する脅威です。

『火』がそうであるように凄まじい力であるものの、上手く使わなければマイナスにもなるのですな。素晴らしい兵器が故に本腰を入れて書いていきます。

これはエンジニアにこそ必須な装置と思います。オーディオファイルはキ○ゲェ音出してもいいけど制作ではヤバいですな。

効能は150Hz以下…20Hzあたりまで取り去ります。そんなルームチューニング材はありません。

例えば日東棒(ANKHとか)実は低音に聴きません。全く、と言っていいほどに。結局部屋を造らせると従来の背面空気層を使った吸音をするのがメインであり、棒は中高域に作用するのみ。

低音に有効なのはまずヘルムホルツ系部材になりますが相当に大きくなります。当『魔界』には60㎝径の最大のASC tube trap が3本ありますがそれとて40Hzまでしか取れません。(めちゃくちゃ優秀ですがね)何より大きすぎます。スタジオ含めてこれすら導入してる例は国内で見たことはありません。

まあB&W800が林立してるようなものなので仕方ない

膜振動という方法もありますな。例えばsalogicの定在波パネル(知ってる?)という化物はありますが、サイズと重さに覚悟が入ります。

吸音壁だって手軽に施工は出来ないし20Hzまで吸うとなるととてつもない規模になりますな。40cmでもとてもとても。

そんな人類の苦労を過去にしたものがAVAA。

吸音材を持って嗤うアブねえ奴

これに纏わることだけでその気なら20ページは書けてしまう音響の多くの事項に関わる兵器です。

その部屋の条件や何を望むのか…によって書きようが変わってしまいます。

ゴリゴリの大手エンジニアリング向けか魔界の住人向けのようなニッチな記事は伸びないってばっちゃんが言ってた

今回は「何故必要か?」

そら定在波の影響を減らすため…だけではないんだな。

例えば部屋のサイズに依らず如何なる巨大スピーカーを鳴らせますな。(スピーカーを左右に離せないとかユニットのタイムアライメントとかになると別ですが)

Voxativの頂点。幅1200mmの化物。Everestがゴミのようだ!

周波数だけではなく(f特で語るニワカ技術派マニアホントに草なんだ)エネルギーというものがありますな。音響パワー的な。横溢するエネルギーを殺せれば良いわけで。そして80Hz以上ならYAMAHAのパネルでも山程張り巡らせれば(反射音は酷いので何かの裏にね)殺せます。12枚使ってAVAAと併用すればB&W800でも余裕です。


余談ですが魔界の奥の壁はYAMAHA 6枚→QRD digiwave 180cm版の中身をシルクに交換→ANKH×3+corner ANKHですな。ANKHの酷い所とYAMAHAの酷い所を見事に殺してどのルームチューニング材の音もさせなくしています。店に持ち込まれても突っ返したANKH嫌いの面々も誰一人文句言わない。


次回、エネルギーとAVAA!


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