メリークリスマス!!!
敢えて『流行り』と強調したのは『進化』と『変化』を混同させ商材として利用する向きが多いからだ。
比較試聴すると派手で輪郭クッキリだったりクリアーだったり沈み込む超低音だったりすると高評価になり勝ちでありますな。
そしてhigh fidelity cablesのような離れ業で無い限り(夜逃げの回数も離れ業)、ケーブルに20年以上あまり進化は見て取れないのである。相当ケーブル聴いてる我輩が言うから意味があって、これが「ケーブルで音は云々」という「経験の少ない酸っぱい葡萄系」の人では意味がない。「東大入っても意味ない」みたいな、ね。
さて明らかに『進化』したコンポーネントのジャンルとは何があるか?
1.DAC これは間違いない。圧倒的進化であり日進月歩とも言える。全てが別物だがクロックに対する知見(ジッターより近傍位相ノイズがーとか)が大きいのかな、と
2.ファイルトランスポート これもデカイ。CDトランスポートはあまり進化をしていないが(VRDS ATLAS?進化と言わない)がPCトランスポートなどの進化が全てのデジタルを置き去りにしている。
3.スピーカー これもデカイ。スピノラマ関係は(新しくはないが)良くできた…KEFとかを聴くと「上手い奴がセッティングしたような位相の合い方」が家電量販店でも得られていてたまげた。あるいはYGやmagicoのようなフルメタルな上にネットワークも大きく進化を遂げたスピーカーもある。え、お前のvoxativは化石だろって?いやいやLowtherと比較にならない程の特性と限界値ですよ。フランスの励磁スピーカーの世界もそうだし、日本のステサン族が知らないスピーカーも大きく進化してますな。
逆に言えばアンプやアナログは全く進化してない。進化したプリとパワーを見せてほしい。特性は退化してるまである。あ、デジタルアンプはまた別のお話。
アナログはあまり評価の高くなかったマイクロ精機の焼き直しがブイブイ言わせてたりとわけわからん状態であまり進化は見られません。凄いPCオーディオで良くない?となる
閑話休題
何故ケーブルの話でこんな話になるかって?
それはこれを前提にしないとケーブルの流行りが説明できないからですよ。『ケーブルはコンポーネントの進化と共に流行りが移ろい行く定め』なのですな。
DACやスピーカーの進化で『労せず音が見える世界』になったがゆえにケーブルもまたそういう路線になったように此処数年の流行りで感じます。
長くなったので後半へ