1章は自分語り半分
この記事は5回書き直した。長くなりすぎるからです。今回は山程真空管アンプを使ってる真空管キ○ゲェベテランを相手にしないことにした。マニア相手の記事は伸びないってバアちゃんが言ってた
また逆に初心者向けにシングルとプッシュプルの原理から書くなども長くなるので別の記事にする事にした。
基本的には良いシングルアンプは純度が高く音数も多い。プッシュプルは駆動力と出力が高い。しかし特別に超優秀なプッシュプルは全てを併せ持ちます。やはり理想的にはプッシュプルを推したい。そもそもシングルで駆動しきれる現代スピーカーなんてほとんど無いです。
真空管アンプは駆動力と引き換えに石より音数や純度などが明確に高い事が利点です
駆動力が要らないスピーカー(高能率)ならば良い真空管アンプの方が限界値は高い。いかな石のハイエンドアンプでも真空管アンプに粉砕されます。
わかりやすい例だと…昔viola bravoやGOLDMUND mimesis 29.4を使っていた時があった。スピーカーはオーディオマシーナ The pure systemである。
典型的なステサン野郎、もしくはブランドホルホルハイエンド野郎だ。
別に此処等に至るまでも真空管アンプは幾つか使っていた。EAR861とかね。まあこれもステサン野郎ではある。
The pure systemはウーファーはパワードなので「低出力アンプでいいんじゃん?」と我輩は考えた
買ったのは300Bシングルのアンプだ
ジャン平賀というフランスの重鎮が作り最高の出力トランスを積んだ強力な品である
で、音を聴いて驚いた。bravoやGOLDMUNDより音の「格」が数十段高い。最も駆動力が全く足りず全くウーファーと合わなかったのですぐドナドナしたが
そこから励磁型やvoxativに進むのはまだ先の話。
しかし徐々に「ステサンホルホル野郎」(二身合体してる)から軌道がずれていくことになる
そして真空管アンプを使うかどうかはどのスピーカーを選ぶかという話にもつながってくる。
真空管アンプサイドが有利な事でわかりやすいのは「値段」である。正確に言うと値段のヒエラルキーが全く通用しない。
石のアンプは(特にパワーアンプは)値段のヒエラルキーがかなり物を言う。対して真空管は全く無い。何故か海外の高額有名ブランド含めて「高いアンプの素材がカスに近い」ことも多いからだ。
真空管アンプはその技量(音作りのセンスとか)が同等なら出力トランスが音に対して物凄いファクターを占める。だが高額海外ブランドで良いトランスを使用しているケースをほぼ知らない。「方向性珪素鋼板」の「EIコア」で「数百万円」とかざらである。
逆に言えばウルトラバーゲンプライスもある。ガレージメーカーで企業より遥かに高次元の方が居る業界だからだ。
最も真空管で駆動できるスピーカーはかなり少ない。その選択肢とその利点、欠点もそのうちせねばならない。なお大型プッシュプルパワーアンプならB&W位までなら鳴らない事はないがそれなら石かデジタルの方が賢明。
オススメ真空管パワーは次号で。