ルームチューンのお話1導入編


誰でも出来るルームチューニング!

ルームチューニングは極めて強力ですが諸刃の剣、悪影響もまた強烈です(オフ会で散見される)

全くネットに蓄積されず、かつハイエンドオーディオショップも全く知識が弱くて「高い棒を適当に売り付けて置いてくだけの醜い商売」という地獄(山程見てきたぞ貴様ら!!というかこの分野でまともなショップ店員3人もいるのか?)のようなルームチューニング世界に知識と経験と指針を遺したいのです。

そしてルームチューンは凄く自信がある

経験と所持量がカンストしてるからと思う

何より最も半端なルームチューニングを目の敵にする超耳KANATA氏が

https://twitter.com/Thinking_Audio

魔界のルームチューンの文句は言わないので恐らく極まってると言っても過言ではないのではないか?汗

理想のルームチューニングとは『無』でありますな。最高の吸い物に近い。「何で出汁取ってるかわからない」という段階が完成形です。

ルームチューニングが気に食わない時のKANATA氏

究極的に求めるべきは以下ですな

  • 全体残響のシェイプが整っていること
  • 近接反射の付帯音がないこと
  • 空間全体に響き、流れの偏りが無いこと
  • 飽和が無いこと
  • 理想は壁すら「無」であること

以上です、とても簡単に見えてきたね!

でも壁が酷い、とか狭い、とか密閉度と反射率が高い部屋(コンクリートとか)じゃない限りルームチューンしなくてもスピーカーセッティング技術と家財とAVAA(願わくばサブウーファー)でゴテゴテしたルームチューニングの必要性は非常に減るんですよね

ルームチューンの話をゴリゴリにしていきますがそれを踏まえて逆説的に「なるだけ少なくて済む方法」もやっていこうと思います

『ゴリゴリにルームチューニングしないと人権が無いとは認めない!』

さて、勘違いされ尽くしている最も大切な事を

F特は参考程度(特にサブウーファー使用時)

これですな。フラットだぜ、どうだ完璧!というのは何も意味がない。精神衛生でしかありません。だからこそイコライジングでフラットはオーディオ世界で忌み嫌われてきた所です(FIRでもダメ)、フラットで超低音過多なシステムなんて沢山見てきました。サブウーファーの項目でも書きましたが「音圧×残響で人は聞いているのでf特だけで物を語るのは片目で見るが如し」(サーロジック)これに尽きます

まあ更に言えば高調波の具合などでもべらぼうに影響受けますがね

もちろん例えばスピーカーセッティングに関してはf特は物凄く重要です。(それでも我輩は音圧測定より低音スイープの方が有効と思うが)

しかし全体の残響のシェイプとf特(音圧)の相関で人は音を聞いています。例えば超高域の残響を増やすと低音が少なくなって聞こえますな。

そして「加えて残響時間を測っても不十分」(残響時間とf特両方測っても総合的にデータから勘案する事が困難)なので結局耳で判断するしかないのです

なお音響パワー、特にAPEQの測り方はかなり実態を捉えていたように思えますがもう消えましたな、残念

結局最後までオーディオとは「耳と認知を鍛えること」です。


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