今だかつて知る誰よりも高密度なオーディオ人生の中で過去一番微妙な聴き比べしてます。そのくらいの差であるとも言えるんですが、ただデジタルの特に最上流は変化の質が致命的な…好みではなく正解不正解に繋がり他で贖えないものがあり大切です。
前回の記事ではCPUクロックを5.5Ghzまで上げると歪み(ノイズ)が出て聴いてられないと書きました。もう少し細かく聴いていこうと言う企画です。
5.5Ghz→うるせえ、歪みが多く魔族の生理的に無理。聴いてられないので論外。
4.5Ghz→露骨に歪みは減るが微妙に居るような居ないような。何故かこの周波数が特異的に最も低音が力強く、また今回の聴き比べで一番奥行きがある。クロックが良い感じとか位相が合うという意味ではこれが抜けている
4Ghz→さらに歪みが減る。やはり4.5Ghzが歪みが極わずかに残ってる事がここで認識する。この感度が辛い。奥行きとかは減る。比べると平面的だ。でも総合的には全然悪くない。4.5Ghzかどちらかは悩ましい。
3.5Ghz→明確に感じる歪みは4Ghzの時点でほぼ消滅。だがさらに我輩の超感度の歪み感知能力ですらハッキリと聴こえない『雰囲気で感ぜられる程度の歪み』が無くなった。耳ではなく皮膚で感じるような奴ですね。その上で超微妙な音のニュアンスが聞き取れるようになった。特に大昔の純粋なアナログ録音とかね。
ここで聴いていて推測できる事がある。CPUクロックの高低では二つの要素が相反して影響するようだ。ひとつはジッターとかレイテンシみたいな世界、ひとつはEMIとかそれに属する世界だ。クロックを上げるとレイテンシは減るが、EMIもあがる。
クロックが高くなると非線形的にEMIがはねあがる。永遠のオーディオエアプchat gpt君に計算させると4.5Ghz→5.5Ghzで2倍くらいになるとか。へえええ。そのノイズが減ることで歪み及び超微小な音の再現が変わったわけですね。
レイテンシはクロックの高さに依存する。
例えばエアプと『メモリという観点ではepycやxeonなどのサーバー系vsコンシューマー用ハイエンドオーバークロックシステム、どちらが有利か』を議論したがエアプ的には論理的にコンシューマー用らしい。例えばepycはメモリ12チャンネルとかすら存在して帯域幅は圧倒的だ。ただオーバークロック出来ないのとECCメモリ自体がレイテンシが大きくコンシューマーに比べると比較にならぬレイテンシの大きさだ。そして音楽製作ならいざ知らずオーディオなんてステレオで192khz/24bitとかあたりなどゴミのような…数Mbpsとかでしかない。桁が3つ以上違う。帯域幅も持ち腐れというのだ。計算上はね?エアプだからコイツ。
ただCPUから撒き散らされマザーの他の回路を侵すEMIはどうしようもない。ここから良くするにはそれこそサーバー系マザーの超多コアCPUならどうか?クロックは増やさずマルチスレッド能力はあがる。
そのうちepycとかxeonとかに手を出しちゃうかもね。でも人柱になるには高い。良くなる保証はかなり低いですから。CPUよりメモリの周波数の方が音に対するファクターは致命的に大きいですからね。
※追記
さらに聴き込んだ結果3.5GHzで固定しました。
“CPUクロックをマジ聴きする” への9件のフィードバック
拝読し思わず膝を打ってしまいました
やはりこの世の物であり、人が生み出しただけあって、人間と似ていて面白いと思いました
頑張らないと遅い遅れる、頑張り過ぎると雑になるし歪みが生じそれを周囲へ撒き散らす
備えた能力潜在力が高いほど頑張らなくても遅れない、頑張っても正確性を保ち歪まない
丁度良い具合の負荷時が総合的に最良の結果になるのが実に趣深いです
拝読し終えて私なりに読解し終えても、一連の知見の階層が深すぎて未だに脳が勝手に楽しがって思索が尽きず、時間が消えていきます笑
確かに人間のようですね、上手い見解でとても面白かったです
オーディオには『過ぎたるは猶及ばざるが如し』と『限界が無いもの』に別れますがCPUに関しては前者のようでした。
難しいのは果てして本当にepycみたいな超多コアが良いのかです。AIにもかなりリサーチさせましたがそんなレベルの実験(物凄く追究された電源で、かつ対抗馬がメモリ超OCとか)はまだかつて存在しないらしく、もう私しかいないのですが実験には高くつきすぎますね…
お楽しみいただけたご様子で恐悦至極に存じます
オーディオにおける『限界が無いもの』とは例えばどのような物がありますでしょうか?
価格の高さも障害ですが、epyc、threadripper 、Xeonのそれぞれにまた多種ありますので、どの型を選定するのか適当なのかも中々に悩ましいかと存じます
私はサーバー用のCPUには縁が無く、知識は零と申し上げてもよろしいくらいでして、あまりお役に立てないのが痛恨の極みです
どなたか読者の中にその道に精通した方や、死蔵している品をお持ちで魔王に貸し出しを申し出るような酔狂な御人は居られませぬか!
例えばデジタル系ならばクロックの極低周波の位相歪み、要はジッターは限界無いですね。低いに越したことはない。
PCだと『現時点では』メモリの周波数。例えばつい先日めちゃめちゃ頑張って8400→8600MHzまで上げました。結構色々やったので記事にしますが、結論から言うと明らかに良くなりました。
あるいはジッターに繋がるレイテンシは少ないに越したことはないです(それを得るために害が無いのなら)
電源ならインピーダンスは低ければ低いほど良く、また最終的にDCに近ければ近いほどいい(のでバッテリーは強い)
スピーカーならユニットの軽さ、トランジェント、再生周波数の特に下限あたりは現実的には限界がないかと。
逆にそれ以外は過ぎたるは猶及ばざるが如し、あるいは追求して弊害が生まれます
例えば周波数特性の平坦さや位相を頑張って辻褄を合わせるべくこねくりまわしたスピーカーはそれらによっての良さは間違いなくあるのですが弊害もあり不自然さを伴います。
YGとか。あとKEF上位モデルもYGとは路線が違いますがネットワークの補正の強さによる弊害を感じます。
果たしてサーバーPCお持ちの酔狂でオーディオに傾倒してる神が居ましたらよろしくお願いいたします汗
これは大変に価値あるご返答を賜りまして感謝致します
私のみならず広く万人に有益だと思われます
よろしければ是非今後もまとめ的な記事の執筆を願います
KEFはLS50かLS50Metaだったと思いますが、YouTubeで競合製品と比較できるように同一の曲を流していた動画を以前に視聴しましたが、魔王が述べられている事を感じました
ZIPPOにサテンクロームという手触りがサラサラな表面加工の物がありますが、指紋や小キズが目立ちにくい反面手から滑り落ちやすいという弊害がありました
見た目が曇ったように白んでいるのも妙な違和感を感じてしまいます
これら2つは品物の分野が違えど相似性を感じます
Perlisten社のR4bとS4bの違いをご存知でしたらお教えいただきたいのですが、お願いしてもよろしいでしょうか(R7TとS7Tの違いと同じ傾向でしょうか)
R7TとS7Tの音は以下二つの動画で聴きました
ttps://www.youtube.com/watch?v=-RGqVQ8OKyc
ttps://www.youtube.com/watch?v=juZn9BQof60
少し思うところがありまして過去記事を漁りまして、“PERLISTENというメーカー”を改めて目を通しました
そしてYouTubeでR4bの音を聴いたところ、人生で初めてスピーカーに対して「これならば欲しい」と思えました
この動画でR4bの音を聴きました
ttps://www.youtube.com/watch?v=UvLMwZki5kY
試聴音源に女性ボーカールのゆったりとした曲が使われている(しかも広く知られていないような歌手)のが望ましくないですが、それでも各周波数帯域の音量バランスが洗練されていて私の好みに合致しているのがわかります
歌手の音量と響きが煩くなくてちゃんと伴奏と調和していますね
それだけでも好印象ですが、音が私の意識感性と喧嘩せずに自然と染み込んで来ます
もし実際に実物を聴いた音との差異が小さければ、この音は良いですね~
さすがに全てのモデルを聴いたわけではないのであくまでSシリーズとRシリーズの音質の特徴からの推察ですがハッキリいってこの二つは完全な上下というか優劣の関係ではありません。共に物凄く良く出来てます。
共にバランスは完璧でQや癖はまるでないです。あくまで限られた環境で見たパースペクティブですが、システム全体の問題をSシリーズのほうが顕在化してしまいます。
逆に多くの環境においてRシリーズは極めて自然かつホモサピエンスには生理的に違和感がない音になりそうです。
有難う御座います
やはりそうですか!
どうやら私が先述したR7TとS7Tの印象と、魔王のおっしゃられる事が合致しています
合わせてR7TとS7Tの違いの傾向はそのままR4bとS4bでも同様に相対していると思って間違いが無いと読解致しました
そうしますと私の好みはどちらでも範疇に入りますが、どちらかを選ぶならばRであろうと当たりをつけられました
魔王が居られなければ危うく知ることも当たりをつけることも叶わずに、迷い惑い無知でつまらない人生を過ごしていくところでした
得難き導きを与えていただきまして深く感謝致します
魔王…。値段を調べま…。
ホモサピエンスには一桁高いです
年額2万円のサブスクを40年弱契約したと思えば…
ホモサピエンスには一桁長いです
落胆によって今私の脳内には、密かに魔王のテーマソングとして勝手に定めていたこの曲が流れています
※曲の音質は良いとは言えません。しかしそれが逆に許せぬ敵と戦う魔王の激情を表している感じがしてこの場合は悪くないかと
日本語版
ttps://www.youtube.com/watch?v=GyEWA6CK07g
(歌詞中の”奴”とは魔王の不倶戴天の敵の事と勝手に当て嵌めてます)
英語版
ttps://www.youtube.com/watch?v=Z5pzgCrzRb8
魔王の不倶戴天の敵を滅し野望を達するためにも魔法で一家に一組配給して下さいませ!
…とこの様に乱心してしまう程に価格に対して落胆しているのであります