ちなみに結構微妙な差を聴いてます、歪みを聴いてるような物ですね。歪みは相当聞き取れる力に個人差があることを永く激しいオーディオ人生で学んでます。
そして歴史上色々なシステムで似たような聴き比べは幾度と無くやってきました。初代i7とかでもやってましたね。直近ではintel10世代でもやってます。
ただ今までとは結果が全然違うんです。メモリが8000mhzに届き、それ以外もアーキテクチャ全体の速度がまるで変わってきたからではないかと。
具体的にはちょっと前まで少しでもCPUの周波数を下げたりコアを減らすと明らかに悪くなってたのです。
ただ今回色々やってみて初めて『コア削減したら良くなった』んですよ…かつコア以外の項目も結果が結構違う。うーん、なんだこれは???
CPUは14900KF
1.coreフルセットvsPcore1個&Ecore16個vsPcore8個Ecore全殺し
この対決は前提としてfidelizer proでオーディオ再生アプリを一つのコアに隔離して全集中させるシステムであることです。となるとPコア1個に任せてあとはEcoreで良いんじゃない?と。
ただ永遠のオーディオエアプ野郎、chat gpt様笑のご託宣では『Ecore切ったほうが余計な変動とレイテンシ減っていいのでは?』とのこと。
で、聴いてみました。まず明らかなのは予想通りというか残念というかフルセットが一番良くない、ということ。13400fが良かったのは正しかった。熱での上限vs Cstate (C1)も試しましたが大差なし。
次にPコアを1個残して再生…良いじゃない。13400fの時の感覚が蘇る。歪みが少なく、ノイズ感が減りスッキリしている。フルシステムのほうが一見響きが豊かで厚い音だが歪みによる付加ですな。無論メモリは14900KFのメモリーコントローラーの力で更なるオーバークロックとタイミングを追究出来ているので総合的に13400fの時を越えているサウンド。
では見せてもらおうか、永遠のオーディオエアプ野郎とやらの力を。Ecoreを殺す魔法で完全に殺しました。
試聴…フルセットよりは良いがPコア1個残しには若干だが勝てない。
CPUから出るノイズの問題なのか?いや、そう考えるのは早計ですな。発熱でサーマルスロットリングが働かない程度だから音が良い可能性も高い。あとは本格水冷を外部DC12Vで運用して試すしかない…
以前はEcore…最大瞬間風速はショボいが明らかにスペースファクターとワットパフォーマンスに優れ、またこんなに細かなプロセスルールのcoreはかつてintelには無かった。また消費電力もAMDが能力的にintelを追い越して無理矢理上げてきて以降、ハイエンドモデルは異様な発熱となってしまった。11世代までとは色々な意味で全然条件が違っているのだ。
内部のメモリーコントローラーの問題でハイエンドモデルが有利なのは確か。例えPcore1個しか使わなくても大いに意味はある。
2.ハイパースレッディング
これも前は絶対に使うべきだった。議論の余地がないくらい明らかだった。今ならどうか?
…ないほうがちょっとだけど良いです。うーん、メモリなど全体的なレイテンシが減ったことでハイパースレッディングのレイテンシ上昇が顕在化したのか?はたまたコア数が爆裂に増えてハイパースレッディングする意味が薄れたのか?
core ultraはハイパースレッディングが無くなったそうだがオーディオ的には正しい進化と言えそうだ。
3.SSC
CPUの設定ではないがこれだけ条件を換えたのだから改めてオンオフ聴いてみる。
…秒殺。一撃でした。

ノイズと歪みで聴いてられません
不思議ですね、先代システムはオフの方が明らかにピントというか位相が合って、クロックを良くしたような変化だったのに今はオフにしても全くそういう恩恵が無いのです。やはりレイテンシが減ってそこら辺が圧倒的に有利になったからでしょうか?うーん
というような結果でした。ただ今回Roonではこんなに実験してません。圧倒的に重いRoonは結果が変わる可能性がある…はずですがちょっと聴いた感じ多分大して変わらない結果になると思います。
まあシステムの状況で結果は変わる可能性が高いですから、無料なのでちょっと試してください。ご感想お待ちしてます