厭な電ケー列伝1 PAD DOMINUS


本当は王者トラペなど色々いるがいきなりキングは取れねえだろうよい、と言うことでPADから

だがオーディオショップ、代理店の悪辣度は最高であろう。

今のベテランオーディオファイルなら大体ご存知だろうが内外価格差がこれほど飛び抜けた物もなかった。

大体現地で30万台の物を120万とかで売っていたのである(スピーカーケーブルなど100万に及ばぬ物が300万はした)

Linnも当時はやばかったがアフターサービスの必要がないケーブルでこの価格差はずば抜けていた。

当時IT社会創成期であったので(しかも顧客はおっさん)内外価格差は知られていなかった…がさすがにそれが知れ渡るようになると代理店や販売店が「ケーブルの音が気に食わないので特別なクライオをさせて日本限定のスペシャルな物なのでこのお値段です」などと言い出した

まあ其処までなら「買う阿呆に売る阿呆」なのであるが(当時我輩の父親もドミナス電ケーは買った)

阿呆だったわけですな

「ケーブルに封入された液体がどんどん抜けていく」という問題が勃発する

当初は現地本社で液体補充サービスがあったがコストに見合わなくなり止めてしまう。以前も書いたが代わりに液体ジャケットから金属粉に変える有償サービス(プラズマシールドとかいう頭の悪そうな名前だった)に切り替えるも音が派手になり物凄く不評であった。麗しい音がPADの売りだったのである(ショップはグレードアップ!音がいい!と言い張っていたが)

そして「第3のジャケット」ゲル状物質封入の「コンティーゴ」に切り替えるもこれも音はよろしくなく(うちに転がってるよ)代理店がJormaに切り替え(嗅覚は凄い)打ち捨てられたのである

梯子を外されたDOMINUSユーザーの哀れよ

ちなみにうちの実家にはシワシワに萎びたDOMINUSがあるが「コンティーゴより音がいい」

最近のPAD ギャンブル過ぎる

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