はい、誰得の企画第二段です。パチパチ。
これがlowtherの公式エンクロージャーの一つacousta115です。一番廉価なキットですが。構造はacoustaシリーズはほぼ同じ。比較的頑張っております。角はある程度潰してありますな。開口部も広げてあります。
特性的には50hz位まではほぼフラット、30hz近くまではだら下がりで延びてます。サブウーファーは必須でしょう。
ちなみにご質問としては『沈み込む低音の歪みが気になる、何か良い箱はないか』でした。低音の問題は大抵は高音にも問題があります。さらにこの手のエンクロージャーとユニットはフローティングが不可欠です。スピーカーはフローティングをすべきでない物も少なくないのですが。これは好みの問題ではありません。
身も蓋もないのですが、lowtherで一番音が良いエンクロージャーは知っている限りはこれ
低音専用ユニットとツイーターがついた反則技。スーパーツイーターとサブウーファー必須と言っておりますがそれを地で行く製品です。しかもこれ、TQWT方式なんです。前回の記事はこのために必要でした。同じくらいの出来の音道ならばバックロードより低音が早くクリア。とは言えベーシックなacoustaにサブとスーパーツイーターを足せば負けない、というか上回るとは思いますが。
なので『acoustaお使いならばそのままで色々やりましょう』と言うお答えになります。
“バックロードホーン2” への4件のフィードバック
早速記事にして頂きありがとうございます。lowther使って10年ですが、バックロードで成功してそうだなと思ったのはイタリアのangeloさんがpm2aで作成されたdel rio hornかなと個人的には思います。(youtubeで出てきます)この方良心的な方でFacebookに設計図をアップされてましたので、バックロードで行くなら次はdel rio hornを作ってみようかと思います。lowtherですが、怪鳥の鳴き声とうまく付き合うためにはダンパをフェノール樹脂に変えてコーン紙の動きをスムーズにしてあげるとうまく行きました。ただ、ダンパの形状によっては特定の周波数での共振が起こるので工夫が必要です。共鳴管については構造が簡単なので寄り道がてら試してみたいですね。ニッチなことを取り上げて頂き感謝です。
おお、del rio hornを聴いてみましたがこれは素晴らしい!
滑らかなカーブかつ一度折り曲げただけという理想的なバックロードですね
音もバックロードの良いところを存分に出しており、音のバランスが良く究極に近いです。
これを造れるなら凄いです…自作の極限。ネルソンパス並みですね。
なるほど、フェノールは癖がなく素晴らしい素材ですよね。私もダンパーは絶対に柔らかい方がいいと思います。メーカーは頑丈さを取りたいのでとかく硬くしがたなのですが、しかしダンパーをフェノールにするとは凄い!
大ベテランですね
返信ありがとうございます。一点だけ追加で確認させて頂きたく。ユニットをフローティングするのは確かに必須だと思うのですが、エンクロージャーもウェルフロートみたいなものでバックロードホーンはフローティングが必須ということでしょうか?
おっしゃる通りです
ユニット自体をフローティングしつつ、エンクロージャー自体もフローティングします
どちらが欠けても大きく悪くなります