カートリッジはアナログ全盛期以上の物も出てきている。トーンアームも面白いものは色々あるけど。ターンテーブルが良くないですね、これは退化まであるのではないだろうか?モーターが無いからね。良いDCモーターすら珍しいが特にACモーターは存在しない。Reedとか面白いものもあるけど。
で、カートリッジで氣になる奴をいくつかご紹介。無論理屈も存分に書く。
1.topwing 青龍/朱雀
他に類を見ない作り。
そもそもカートリッジの仕組みだがMCはこう
針先の振動でコイルが揺れ、近くの磁石との起電力で信号とする。このコイルは普通は磁性体がコアにある。対して空芯コイルは電力が弱いので、沢山巻くとかの工夫がいる。結果的に抵抗が大きく、ノイズに弱いが磁性体に特有の歪みがない。バルクハウゼンノイズとか。
ちなみにそこら辺はアモルファスやファインメットなどのコアは大変低い。
ただMCカートリッジは磁石とコイルの距離が変わり、結果そこに歪みの要因になるのです。これは絶対に避けられません。
対して青龍朱雀は
まあMMの部類です。ただMMの磁気誘導コアが無く歪みが低く、先のMCカートリッジの歪みも無く非常に画期的です。
かつこれの素晴らしいのが針交換が可能な事だ。
ただこれだけのコストならば、かつ磁気由来の歪みを減らす事に全てをかけるならば光カートリッジの影がちらつく。
2.FIDELIX
ここのカートリッジは最高の仕組みの一つであるダイレクトカップリングだ。
このように極軽量のコイルが針の直上にある。結果的にダンパーのロスがなく、また非常に振動部の重量が軽い。
ただ造るのが非常に難しい。必然高価になる。まあ青龍より遥かに安いけど。
3.ikeda
これだけ古いけど現行も造られており上記2つに似て、その上更にスパルタンな構造。カンチレバーがない。スタイラスチップにコイルがついている。ダイレクトカップリングの仲魔だが、その上を行く。クリア、鮮烈、ダイレクト。
ただカートリッジがウルトラ重い(シェルも重い)のでトーンアームを選びそう。サブウェイトをつける必要があるかも?
あと磁力が凄まじいので取扱い注意。
シェルもセットのモデルで、良さそう。