BMCのフォノイコライザー


市場にあるほぼ全てのイコライザーを我輩の魔力で探知し、これはと思って買ってしまいました。安かったし。

これは物凄いフォノイコライザーです。

1.バランス入力

流行りですからね。書くまでもありませんがMCカートリッジは1000倍とか増幅せねばならないのでDAC以降のラインレベルとは比較にならないほど繊細です。バランス伝送は期待できます。

2.電流伝送

何とこのフォノイコライザー、カートリッジからフォノイコライザーまでが電流伝送です。インピーダンスは1Ω以下の模様。これ以外に知りません。ノイズに強そう。知らんけど。

3.特性が素晴らしい

フォノイコライザーは特性が大切なのでこれは必要です。私のメインカートリッジはSPU GEという化石ですが(手は入れてますが)そんな化石でもフォノイコライザーの特性は非常に大きいです。

BMCらしい大量のコンデンサー

内部のジャンパーでゲイン切り替え可能で、それはそのカートリッジの電流で向き不向きが決まるようです。V÷(カートリッジのR+フォノイコライザーの入力抵抗)が50mA以上だとローゲイン推奨、とかルールがありんす。SPUはウルトラハイエナジーカートリッジなのでローゲインで。

さて、音ですが元々の安いゴミのようなcambridge audio のフォノイコライザーの優秀さが見えてきますw

いや、SNとかの基礎性能が差がない…処かcambridge audioのほうが僅かに高いまであります。凄いなcambridge audio。

かたやバランス伝送、こなたアンバランス伝送という差を感じさせないcambridge audio。ASRの測定で世界最高だっただけあります。かつパワーとかも全然弱くありません。ただちょっと高特性にありがちなある種の淡白さがあります。BMCはそこはもっと温度感があり色彩感などがあります。とは言えそんなに色彩感が強いタイプでもありません。やはりこれも高特性の部類なので真空管フォノイコライザーみたいな感じとはまるで違います。

もう少し使いこなせればもっと良くなるでしょうが、ケーブルなど諸条件は同じです。

cambridge audio、凄いです

※追記

ハイコンプライアンスなdenon dl-301魔改造を繋ぐと一変、とてつもなく細かい。電流伝送の威力は分解能であったか…spuではそこが活かせない模様。こうなるとzyxとかのカーボンファイバーカンチレバーの最新カートリッジや空芯系が気になってきた。


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