ニッチも極まる品ですな。かなり数が少なく海外でもレビュー0です。
サンセイエンタープライズと極めて似すぎています。間違いなく同じ生産工場です。ただ1ヵ所だけ違うのがゲッター金具がサンセイエンタープライズは四角ひとつでハインツ&カウフマンはリング状が二つ。
上がサンセイで下がハインツ&カウフマン
ゲッター金具だけとほぼ断言できる差で音が変わるのか?これはニッチな真空管世界においても最高にニッチな内容です。ただ真空管の歴史において学術的に非常に意味のある高尚な比較です。この二つを所有している人間が人類にどれだけいるのか?下手すると我輩だけだ。
さて、音だが似てはいるが明らかに違う。
比較するとハインツ&カウフマンは派手な部分がある。サンセイエンタープライズのほうが中庸で古いWEに音が近い。さすが8回も造り直してWEの音をコピーした、というだけある。何かただハインツ&カウフマンの良さもあり、よりくっきりしてある種のリアリティーは強い。何かWEよりアメリカン。想像する古いシアターサウンド。ともに解放感の超強力な球である。比べるとやはり珍品JIMTECはより奥に引っ込みおしとやかだ。
追記
ハインツ&カウフマンにハマってきた。これは確実に名球だ。