③ゲル
今、一番ブイブイ言わせてる方式だ。ハイエンドインシュレーターはとにかくコレ。ハイエンドスピーカーもコレ。リラクサの設計者も磁力止めてこちらに切り替えたよ。これね。見た目に反してめちゃめちゃ高い。wilsonもそうだが大した材料使ってないだろうにボッタクリである。
ゲルの強みは『絶縁能力』と『振動減衰』が共に極めて高いことだ。特に振動減衰は他の方式とは比較になら無い。欠点はゲルそのものを機器に接触させると筐体の高周波振動も激烈に減衰することになる。そうなると元の音の設計から逸脱してデッドになってしまう。多くのメーカーは接触点をブヨブヨのゲルにすることを避けて回避している。なのでアルファゲルを使うときもそう言う手法はありだ。
④糸吊り
ウェルフロートの独擅場(どくせんじょう)である。最近は高額だが複数の糸を組み合わせて二重~四重振り子にして圧倒的なf0の低さと其による絶縁能力を得ている。そのうち試してみたくはある。この方式の弱点はverticalな振動絶縁が出来ない事と振動減衰の弱さだ。フルコンサートグランドピアノ向けの機構だとこの糸が太くなり、板バネもリジッドになる結果減衰力が増して低音は腰が出るようになった。しかしフローティング力は従来よりも弱い。副作用も減るがご利益も減る。それと良くあるボードタイプは音が悪い。フローティングの上は癖が強烈に出やすくなるのだ。なのでリングや個別のブロック型が遥かに優れている。これは高額な四重振り子。読みとしては歪み低減能力が相当に高そうだ。後は減衰の弱さからくる低音の有りようがどうか?借りれないかなコレ。
“フローティング特集2” への10件のフィードバック
初歩的な質問で恐縮ですが、可能であればパワーアンプ以外の機器はリスニングルームとは別の部屋に置くのがよいのでしょうか?
読んでいただきありがとうございます。
昔のオーディオファイル…故菅野沖彦氏とかはそう言うスタイルでしたね
結論からいうと基本的にはその必要は全くありません。余程特異な環境ならあるいは、ですが。
かつそれをするとケーブルが長くなり、かつ電源がブレーカーの位相が逆の所に繋がってると機器によってバラバラで大変劣化します。やったことありますが。
強いて言うなら狭い部屋で大音量の場合、アナログプレーヤーは音圧の影響を受けるかもしれません。ただアナログプレーヤーは私は激しくフローティングを推奨してます。(アイドラードライブとかは別)
フローティングすれば最も影響を受ける床経由の振動をカット出来ます。やはり同じ部屋の方が良いですね。
ご返答ありがとうございます🙏
床からの振動と機器自体の振動を制御できれば、空気からの振動は特段問題にならないということですね✨
窓からのルートが大丈夫そうならフローティングすれば問題はほぼ起きない筈です。
こんにちは。
左右スピーカーの間にウェルフロートボードのLシリーズ(フルコンでないタイプ)に載せたファンダメンタルMA10 BTLを2台設置しています。
クライナ さんから「アンプ下のフローティングボードは、センター定位にかなり影響します」と言われ(Twitterでもそう書かれw)、D-PROPの上にアンプのスパイク足を載っけることを推奨されました。
「アンプ下のフローティングボードは、センター定位にかなり影響します」というのは真実でしょうか。私にはそう感じませんでしたが。
また私の駄耳にはD-PROPの音の硬さの方が気になってしまいました。
クライナ さんはリジッド派だと思いますが、フローティング派との埋めがたい断絶を感じています。
おっしゃる通りです。
素晴らしい耳とセンスと思います。
Dpropは金属の反射が明らかに感じます。スティッキー溶液でも反射は殺せません。
まだプラスチックのCpropの方が癖が少ないです。
で、反射というものは輪郭を造り定位が強固になります。ただそれは明らかに紛い物の音像です。
そしてフローティングは輪郭を大幅に低減します。分解され解される路線ですね。しかし輪郭による音像の創成が出来ないのでスピーカーセッティングが厳密にする必要があります。
MA10はリジッドセッティングを前提に作られていますがフローティングも良かったです。スパイクがトランスや基板を直で支える構造で、いわゆるメカニカルグラウンディング設計ですが逆に直で支えてるものの影響を受けるので難しいですね。ウェルフロート直刺しも良かったですね。
ウェルフロートボード直刺し、やってみました。
MA10のスパイクは鋭いから、グッさり逝きました(汗)。
ちなみに今までは純正スパイク受けを使ってウェルフロートボードに設置。「スパイクと同素材のため、固有音を加えることなく、ラックや置き台のキャラクターによる影響を軽減」という宣伝文句を脳死で信じて。
効きますね、これ。
帯域バランスはほんのちょっと重心が下がったというか、QUAD44プリのTILTツマミを時計回りに回したような、そんな印象。
音が大人しくなったように感じますが、自然な感じだし、音楽はなぜか生き生き元気に聴こえるようになったという、不思議な感じ。
でも同時にボーカルの響きがセンターからややずれていることも発見。
「しかし輪郭による音像の創成が出来ないのでスピーカーセッティングが厳密にする必要」というグルマンさんの言葉に怯えつつ、トントン開始。
トントンの効果は今まであまり実感できたことがなく、おいら駄耳だなぁ(泣)と思っていたのですが、今回は面白いように定位が変わる。
エレクタアマトール3だからトントンというより手の平でペシペシなのですが、変化が分かるようになったのは紛い物の輪郭が邪魔しなくなったせいでしょうか。
輪郭に守られない音は、オーディオっぽさが減って普通な感じが増したような方向になりますが、同時に、ステレオの定位とはこんなにももろくはかなげで頼りないものだったのかということにも気づきました。
トントンは終わったのかって?いえ、まだやっています(汗)
なかなかピントをピシッと合わせられない。
「トントンを追い込めないゆるふわ系はD-PROPの輪郭に助けてもらいやがれ」とクライナ さんは優しくアドバイスしてくれてたのかな、とも思った次第です。
でもグルマンさんが教えてくれたノードストCDのトラック2を使いながら、頑張って追い込み中。
まだプリLA10とスピーカースタンドの足元にスパイクとスパイク受けが残っています。でもMA10だけでこれだけの変化、全部フローティングにしたら、どれだけはかなく頼りなくなってしまうのか、ゆるふわ系がゆるふわ系に挑戦。
手に負えなくなりそうで怖いですが、やってみたーい、です。
エレクタアマトールは本当に傑作です。3も良いですね。
直刺しはウェルフロートに限らず圧倒的です。スパイクはそもそも絨毯に刺すためにあるので硬いものの上に使って良いことはありません。確かに純正のスパイク受けは癖が少ないです。ただ直刺しに勝つスパイク受けはこの世にありません。
かつスパイク受けの摩擦の少なさがウェルフロートには特にマイナスです。横揺れへの変換にロスが生じます。
スピーカースタンドこそ直刺しの御利益は際立ちます。
エレクタアマトールに関してはフローティングの是非は怪しいところです。箱なりを利用するスピーカー…特にハーベスはフローティングは徹底的に合わなかったです。ただエレクタアマトールは意外と頑強な造りなのでありかも知れません。
返信ありがとうございます。
スピーカースタンドこそ直刺しのご利益が際立ちますか!
ゴクリ。
床に直刺しするとスピーカーの位置調整がやりにくくなると思うのですが、オーディオボードに直刺しして、ボードごとトントンするイメージでしょうか。
その際、オーディオボードとして、QAAのWoody Vibe Board Studioは可能性ありますでしょうか。
ただサイズ的にはギリなので、QAAスクエアにスパイクを一つづつ刺すというもあり得ますか。
そうです。ボードごとトントンします。
あのボードは凄く素晴らしいですがスピーカー下に使うにはちょっとギャンブルですね。私ならあれを二枚張り合わせて銅板もサンドイッチしたブロックultimateに刺します。