真空管買いまくり


どうにも止まらない…

沢山買いましたがわかりやすい奴から

240224194650548_TEMP

psvane acme 211

これの845を試した時には驚きました。ヴィンテージも沢山持ってましたがこれだけ飛び抜けて音がいい。比べればcetronもGEもカスでした…おっと敵を造ったな。どう凄いかというと基礎性能がレベルが違います。snやクリアーさもそうですが、とにかく歪みが少ない。比べるとまた非常に伸びやかで奥行きとairに優れていました。さて、ヨーロッパ新興では最高峰の一つ、KRと殴り合いです。他のヴィンテージはこの戦いのレベルについてこれなかったので置いてきた。

技術的特徴は3Dプリンターで造られた完全なるメッシュプレート。私は本当のメッシュ真空管は二つくらいしか知りません。EMLとか。ほとんど全ての真空管はパンチングメタルの紛い物です。ただ、EMLのメッシュはめちゃくちゃ耐圧が低く使いどころが難しい。

さて、まだ通電30分なので完全なる評価はまた次回ですがファーストインプレッション。

軽やかで伸びやか、物凄く高域が伸びます。SNは無論めちゃくちゃ高いです。全帯域で低歪みですね。KRも非常に素晴らしいですが、音の路線はまるで違います。KRはもっと音が強く、重く、しっかりしてます。裏を返せば伸びやかさに欠けます。対してacmeは例えるならコンデンサー型とかオールリボン型みたいな無尽の解放感があります。裏を返せば重さに欠ける。まあそこはメッシュやパンチングメタルに共通する印象ですな。ただ通電12時間たたないとKRは高域がエッジーで駄目でしたが(その後は全く問題ない)acmeは初めから全く問題ないですね。

優劣は着けがたい。インシュレーターの組み合わせなどで優先順位は変わるでしょう。あとは他の真空管との組み合わせとかね。

240224194732338_TEMP

次はヴィンテージ、レア物であるjmtec300Bです。1970年代の日本製ですが、海外通商があの伝説の、本家より遥かに特性の良い究極の真空管メーカー岡谷に海外輸出用に造らせた、との噂です。JMTEC自体は真空管は造れません。これも伝説的なジャンヒラガ氏が代表でした。

さて、まだ211がバーンイン中なので試聴は次回の記事で。

※追記

acme211だが、その後過ぎ足る程の軽やかさは緩和され滑らかさと実体感が出てきた。圧倒的な低歪みとレンジの広さ、透明度、空間表現はそのままに。素晴らしい。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です