メモリーの設定と音


久しぶりの更新です

今度はリッピングPCのリニア電源(中華)が爆死したのでATX電源を使用して組み直してたりしていました。

今回のテーマは再生用PCのBIOSです。

今更ですがBIOSは非常に影響が大きいです。特にメモリー設定。オーディオの音がある意味満足の完成形(自然音)に近づきすぎてやることがないのですが、色々あってCMOSクリア(要はBIOSの設定やりなおし)することになり、改めて詰めてみました。

BIOSは『好みではなく根源的な正否』が音に見事に表れるため大変大切です。

CPUに関してはシンプルで『速度を緩める設定の全てを殺す』『早くなる設定は行く』だけです。

また以前書きましたがスプレッドスペクトラム関連はオフで行きましょう。完成形に近付けば近付くほどオフの良さ、というかオンの悪さだけが目立ちます。まあジッタを強烈に載せる技術ですからさもありなん。

今回の主題はメモリーです。メモリーは周波数は早ければ早いほど良いです。わかりやすいですね。問題はメモリータイミング関連です。これがまあ劇的に変わる。全部詰めるべきですが特にリフレッシュ関連は詰めたほうがいいです。

メモリーのリフレッシュとは何か?メモリーに刻まれた記憶はすぐに消えてしまうので定期的に電荷をかけて保つのです。これがノイズそのものなので『頻度』を遅くきて『電荷をかける時間』を短くするのが良いのです。

取り敢えず私のメモリー設定を回陳します。メモリーはSAMSUNG DDR4 5333です。DDR5だとまた詰めようは変わるでしょう。

非常に見にくいのですが。左がこのメモリーの基準値で、右が実設定です。全体的に詰めてます。5333という高速なわりにはかなりタイミングは詰めることができ、優秀で相当選別されたメモリーです。最近色々やってて各種パーツは『サーバー用より極まったOC関連のほうがいいな』と益々確信してます。

リフレッシュ関連の設定で特に大切なのは『tRFC』と『tREFI』です。電荷をかける時間と頻度になります。それぞれ280、65534です。tRFCに関してはもう少し詰められるかも知れませんが音的には此処等で飽和に近い印象です。

さて、では具体的に音がどうなるか?

クリーン、位相ビッチリ、歪み低減、というところです。デジタルらしい正解不正解の内容です。これは各人で好みの介在する余地は有り得ません。…とは言え物凄く蓼喰う珍妙な蟲も居る業界ですがね、ブヘヘヘ。


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