なお実はマザーボード聴き比べ自体が全体構成の序章です。
例えば常々気になってた『グラボを使わないソフトでの再生のグラフィック機能においてcpu内蔵を使うべきか外部のグラボを使うべきか』 という議題もあります。気になりませんか?
音楽製作から店舗までクライアントが多岐に渡りあらゆる条件で最適解を知る必要があります。まあそれを言うなら『究極のmac』もそのうち手掛けねばなりませんが…怒りでジョブスが墓場から飛び出してくるくらい魔改造した美意識ゼロのmacとか見てみたい。
さて、マザーボード比較試聴結果ですが施行した内容も凄まじい容量ですので書くのも非常に億劫です。しかもまだやるべき試験や休んでいた間にあったオーディオ話が沢山あります。なので結論や音の要点を書くことにします。
今回は各論の前に総論をば。
そもそも新しいアーキテクチャーのほうが音が良い
比較は以前のsupermicro+xeonです
これがsupermicroとxeonの死体です
で、無論詰めに詰めた100%中の100%のマシンでしたが結果的にはいずれのマザーにも負けてます。
素性の良さは音から滲みますが如何せん基礎体力がない。
デジタルオーディオ…特にこう言うPC系には『素性』と『基礎体力』の二つの項目があります。前者はノイズ関連、後者はマシンパワーによる影響力が大きいです。まあそんな簡単に割りきれませんが概ね、ですな。
前者はスッキリ感や歪みのなさ。後者は音数と骨格などの絶対性能。無論両方欲しいです。
例えば一時期流行った軽いPC(ロースペック)は前者は強いですが後者は微妙です。PCオーディオの経験が多い方にはとても感覚的にわかりやすいのではないでしょうか?
そう言う点では今回試した連中は明らかに基礎体力が強いです。ダウンロードやリッピングでもある程度マシンパワー…なのかメモリー回りの速度なのか…は必要そうです。ただROONでの再生や音楽製作ソフトなどのように現時点では必要な性能の頭打ちが見えない用途と違って『絶望的な差』ではありません。
あと今回の心残りは『最高のメモリーではない』ことです。何か速いメモリーが手に入らない。この手の情勢には疎いのですが。速いメモリーを何に使ってんだコノヤロウ、オーディオマニアが一番切実なんだよ、バカヤロウ!
さて、次回は各論です