いつの間にかこんなものが出ていたので買ってみました。正直サイトを見た時点では『見えてる地雷感が満点』でした。
何か太いし(太くて良いことは余りない)ダメそうな要素は沢山あれど良さそうな理由がない。特に一番ダメそうな理由が75Ωということです。インピーダンスに正弦波クロックはあまり影響を受けないとはいえ、今までインピーダンスアンマッチはろくな経験がありません。何か妙に歪みます。
今回は50Ωクロック分配器→etherregen(75Ω)に使う。元々はSAECを使っていた。50Ωのケーブル自体が選択肢が少ない中ではSAECはなかなか良くできていて、サイバーシャフトの青いセミリジッドケーブルよりはちょっと精度が甘いがSAECらしいほのかな雰囲気があって悪くない。なのでセミリジッド2本とSAEC1本を使っていた。
さて、届いたので触る。
おお!?軽いッ!!中身は発泡素材か?これは可能性がある…にわかに話が変わってきた。基本的には軽さは正義であり、太いと大抵微妙なのは重いからだ。かつ発泡素材ならば誘電率も低そうだ。多重構造にして、おまけにカーボン素材とか入れているケーブルの音が音数が少ないのは振動の癖もさることながら静電容量が劇的に上がるからである。半導電層とかバカのやることだ。ライブに使うマイクケーブルでタッチノイズが気になるとかじゃないんだから。音数が劇的に削れ結果的に静かな音になる
では聴いてみましょう…
いや、事前の予想でメタクソ言ってごめんなさい。
まず癖がないです。まあ高周波ケーブルはどうせ銀メッキなので銀の癖など関係ないのだが、全く問題ございやせん。
次に何故か75Ωなのに問題ございやせん。何故?VSWR1.013という神がかりの測定値のなせる技か?まあ片方は75Ωなので50Ω→50Ωでどうなるかは不明。
音数も多く、かつ基礎性能が高く更にクロック性能が上がったような感覚です。そしてSAEC以上の音楽性。セミリジッドの性能とSAECの音楽性を併せ持った感覚ですな。
2本目を発注しました。
複数使うと馬脚をあらわす可能性があるのと、50Ω→50Ωの部分でセミリジッドと対決して見たくなりました。とりあえずSAECに戻す事は無いでしょう。
大抵10MHzクロック関係は50Ωでしょうからまだ実験が足りないので『絶対良い』とは言えません。更に矩形波クロックはインピーダンスアンマッチに弱いのでご注意ください。
“サイバーシャフトの新型ケーブル” への4件のフィードバック
その後50Ω→50Ωでの青セミリジッドとの対決結果は如何でしたか?興味津々です
単純にサイバーシャフトと50ΩDAC等との接続には青セミリジッドがお薦めですか?
ええとですね、これも記事で書くかな…
一言でまとめると『青リジッドが圧勝』です
スマホの件本当に大変でしたね…そのような最中ご回答戴き感激です!いつも御心を有難う御座います
改めて青リジ最強なんですね!ちなみに30cm/50cm/1mではやはり30cmが理想的ですか?
ところでサイバーシャフト本体ですがコスパ重視だとズバリオススメは何OPでしょう?17は必須ですか?
あとこれも例に漏れず卍解&QAAシート効きますか?ただ超精密機器だし下手に開けるとか危険かな…汗
意外に長さはある程度の範囲ならそんなに音に悪影響を及ぼしません。及ぼさない程のケーブルとも言えますが。
例えば分配などをすると合計は多少長くなりますがそれでも影響はこのケーブルクラスならかなり軽微です。
そしてサイバーシャフトのコスパですが17は極めて高いです。20Eとか高いものですらコスパは他社を考えると異様ですが、17は白眉です。
そして卍解ですがご安心ください、問題はありませんが音は良くなりません。恐らくグラウンド容量などの問題なのでしょう。
QAAはめちゃくちゃ効きます。むしろ使わないことはあってはならないくらい効きます。
シートありですね。私は上にQAAの木のベルのようなものを置いています