はい、とうとう出来ましたねぇ
テーマは『シンプル』です。メインPCが世界一物量がエグいのでもう大がかりなのはいやどすえ。あとそもそもそんなに物量要らないのではないかと思います。リッピングや軽量ソフトで再生する上で大切なことは『凄い物量の電源』などではありません。『グラウンド設計』など一介のマニアが頑張ってもどうしようもない部分ですな。
で、シンプルな割には経験と計算通りと言うべきか結果がかなり良く、いきなり92点(我輩の中では)を叩き出せてとても良かったのです。大変素性のよろしい音で、非常に高品位で歪みが少なくシルキーで豊かです。
比べると例えばMACのノートでリッピングした音源はあまりに品位が低く煩くてとても聴くに堪えません。
そのレシピというか指針をお書きします。
リッピングは元より恐らくRoon以外の音楽再生では相当なレベルなのではないでしょうか?
1.マザーとCPUはsupermicro&XEONを使いましょう。XEONはハイスペックな必要はありませECC non registeredメモリー使いたいですからね。
MBが大切です。条件はサーバー用途の物であることと小さい事です(mini ITX)
supermicroにも矢鱈と安いマザー(ゲーム用)がありますがグラウンド設計がまるで異なる紛い物です。現在販売されている全メーカーのMBで電源コネクタなどの位置が全うでグラウンドループなどに猛烈に気を遣っているのはsupermicroのマザーだけです。
さらにその点からもMini-ITXが圧倒的に有利です。今回はX11SCL-IFを使ってます。観るだけで音の良い要素が詰まってます。
ではメインPCは何故他社な上にE-ATXなのかって?
Roon再生はメモリーOC等が物を言うのでsupermicroは選びにくいのと、デュアルグラフィックボードが超絶的な威力過ぎて選択の余地がありません。
ただ、グラボ使わないならROONでもsupermicro Mini-ITXが格段に音が良いです。
2.CPUクーラはNH-P1/Y。これ以外はオーディオには使えません。
3.メモリーは4gb2枚で行きましょう。メモリー容量は少ない方がそれはもう大幅に音が良いです。ECC non registeredで。
4. SATA接続の記憶媒体をお薦めします。例外はOptane。Optaneはこれから試します。此処までやりたくはなかったのですが、今回のリッピングマシンの音が良くて欲が出ました。
今回使っているのはwd40ezax。これは新作バリバリで物凄く良いですね。本当にいい。大傑作。CMR方式かつキャッシュ多めでとても自然な音です。値段関係なく最高です。これが7000円ですよ。あなたが神か。
SATAケーブルはJSPCの物が他を圧する音で、他の選択肢は全くありません。
5.電源
今回使ってみたのは…大変なギャンブルでしたが…何と中華!今回最大の賭け。ICAT L5売ってないから已む無くこれを買いました。
買ってから分解して中身を診ましたが良いトランスです。しかも複数使ってる。
そして結果論ですが音からするとかなり良いです。これがこのお値段は安い。ウルトラバーゲンです。しかも下のスイッチで200V入力に切り替え可能。たまげたなあ。
光学ドライブなどの話は次回
“贅沢!リッピング専用PCのお話1” への11件のフィードバック
グルマン先生
SUPER●でITXとは素晴らしいですね
TYAN TEMPEST CX S5560はいかがでしょう
基板見ましたが、良い方だと思います
少なくともasusやasrokなどの一般メーカー(それらのXEON向けサーバー用含め)より確実に良さそうです
>>現在販売されている全メーカーのMBで電源コネクタなどの位置が全うでグラウンドループなどに猛烈に気を遣っているのはsupermicroのマザーだけです。
↑ここの部分に対してです。
魔王、24ピンと8ピンの位置に関してそれらしいのがMSIのマザーでありましたぜ。
他にもありますが一例としてMEG Z790 GODLIKE
やMEG X670E GODLIKEです。
以前誰かがEVGAのマザーにそれらしいのがあるというコメントされていたのを見て面白いと感じ、それ以外に無いものかと人力画像認識でコツコツ見ていき発掘いたしました。
黒くてどこに24pinがあるかもわからず物凄い探してしまいました、しかもこれ横にあるんですね…これは見つからない!
MSIとは確かに盲点でした
確かにこれは近いですね、グラウンドループは相当有利そう
しかも10層基板、かつsupermicroのようにお高く止まってないのでIDEドライブも認識してくれそうです
良く見つけましたね!
次世代はMSIにするかも知れません!
リッピングPCのタイトルに対して、メインPC向けなコメントになり申し訳ないです。
ちなみにMEG Z790 ACEというマザーは24ピンが通常の垂直向きで、MEG Z790 GODLIKEよりも基盤のサイズが少し小さいので、画像ではピンの距離もわずかに近いように見えます。
これらのようなマザーに13900KFか13900KSを載せて、DDR5の1枚差し 1R Max speed up to 7800+ MHz or 2枚差し 1R Max speed up to 6400+ MHzという構成にしたら、盛るも良し絞るも良しで試せる幅が最も広くなるでしょう。
下位CPU比で同電力に設定した場合でも高性能ですので、Noctua NH-P1の冷却能力に合わせこんだ上での高性能が実現可能です。
魔王の超越超絶最先端最新構成メインPC編が読める日を楽しみにしております。
HDDの設置方法について過去記事を探したのですが、見当たらないのでこちらで質問させてください。
マザーは別用途のPCと同様にオープンフレームやまな板で良いかと思いますが、HDDは振動の問題があるので、この記事の写真のようにそれとは分けて「裏返し+輪切り+ゲル?」で設置するのが望ましいのでしょうか。
ことストレージに関しては、振動のないSSDですらネジ一本の微妙なトルクで音が変わってしまうので、最適なゲルの支持点数など、お持ちのノウハウをご教示いただけますと幸いです。
おお、その通りです
相当やってらっしゃる上に鋭敏な耳でいらっしゃいます
HDDの支持は物凄く繊細です
ここに関してはゲル以外ノーチャンスです
さて、支持点数ですがHDDによって重さが違うので多少調整する必要があります
基本的には1/4カットした例のゲルを4つですが足りないHDDもあります
なお最大の個数だと7個というHDDがありました
ご返信ありがとうございます。
特に音のコアとその広がりにものすごく影響するので、手の掛け甲斐がある反面、再調整のたびに音が変わってしまう悩みの種でもあります笑
さて、お薦めのWD40EZAXですと、WD Blueシリーズでは中程度の重さのようなので、個数は5〜6個、重そうなプラッタ側を重点的に調整する感じでしょうか。
またディスクのどの部分(外周と内周、中心あるいは外殻)を攻めるべきなのか、アドバイス頂けますと幸いです。
ああ、裏が何か複雑なんですよね、WDは
色々試しました。外周とかだけで支えるとか
結論としては普通にプラッター底面と基板で支えてます
6~7個ですね
基板…?
ということは裏返しにはしないのですね。
デコボコを上手くかわしつつ調整してみたいと思います。
ご助言ありがとうございました。