前回のレビュー1では『octaveのパワーアンプは現代的なシステムにはなかなか向いているな』という所です。真空管パワーアンプ論も書かねばなりませんが大作になりそうでちょっとやりたくない。
さて、例のタワーの上に登りました。
PiegaのCOAX90.2が鳴っていた…が2分で出た
音が地獄の如き様相を呈していたのだ。アンプや送り出しがどうという問題ではないというか(chordのパワーとCH precisionのDAC等)兎に角音楽になっていない。論評に到らぬ。大変カスカスしていて耳障りであったがこれで『Piegaはゴミですな』と言うわけには、ね?
良く視るとセッティングが酷い。㎜の世界ではなく10cm単位でバラバラかつ明後日の方向を向いておる。聴かせる気がない。どのスピーカーもその様子であった。
では次。
おお、奇しくもまたPiega。そしてまたCH precision のDAC。既視感で目眩がする。
だが今度のPiegaはMaster line source3だ!
300万→800万へとpiegaヒエラルキーとしては大きくランクアップした。
同軸?リボンでトーンゾイレ(ラインアレイとかコラム型とも言う)に設えてある。400Hz以上は線音源かつ後面開放なリボンという珍品。
CDトランスポートはMetronome kalistaとDACのセットだが脚が長い。これに近い。珍品。
アンプはプリ、パワー共にアコースティックアーツ。凄く…清涼な音がしそうな組み合わせである。
実際かなり清涼な音。セッティングもまともなので下の同族とは比べるべくもない。サラッとしつつ空気感がある。とても美音。
美しいのだがちょっと質感が一本調子な所がある。実際の楽器で『美音だなあ』なんて事はなく描き分けに難がある。これはちょっと似たような路線の物を重ねすぎたのか、master line source3がそんな物なのか?
それはさておき次の部屋に。