このあらゆる意味で悪魔的…製造工程の光景は悪魔でも目を背けるケーブルを多くの方に造って頂けました
感謝感激です。
何しろ信用が無いとを造るという行動に移りません。蜜蝋で煮てますからね…
そしてこれまた光栄な事に大変高いご評価を頂いています。
特に音楽製作者にご評価されると『この猛烈にグロい見た目と製造法に反して実はニュートラルなんだなあ』と思って頂けるのではないかと思います。感謝!
少しづつ本数をも
ニュートラルと思われたケーブルでも複数本増やすと『癖が増幅されて馬脚をあらわす』事が多いですがどうやらそれも無いようです。ホッ。
バランスが完全な『完璧の相似形』BELDEN 19364とバランスに相違はほぼ有りませんが(物差しですからね)蜜蝋煮と比べると19364に『位相の滲み』があることがわかります。あと品位に相違がありますな。副作用なく品位を上げるのは本来恐ろしく難しいんですよね。大体伸びがなかったり空気感や音数を削ってたりします。ある種のハイエンド機器にも有りがちな文脈です。
そして位相の滲みは恐らく音楽製作…の方々を監視しているとわかりますが…に於いては大きそうな部分です。この滲みはアタックの先端も先端をわずかに鈍らせ見えづらくさせます。これはドラム…しかもスネアとかハイハットだけではなくキックの見方が変わってきます。繊細に機微とアタックの質感? が見えてくる。
例え打ち込みでも凄くそこらへんをこだわる方を見かけます。『命かけてるなあ、細かいなあ、凄いなあ』と驚かされます。
まあ製作者の方々は別の意味で『凄いなあ…ヒエッ…』と我輩を観ておる気がしますが。
しかし『共振などの癖で輪郭を付けているタイプ』のケーブル(機器やインシュとか)だと可視化は出来ても機微は見えません。輪郭で塗り潰されますからね。
そして単線は位相の滲みは無いのですが共振が単一で癖が載りやすく悪い意味で輪郭が出来やすい。おまけに電源ケーブルであっても音楽信号の速度で電気の供給が求められるのでせめて可聴帯域位の応答は必要です。表皮効果で5kHz辺りから下がるのはよろしくない。かつ静電気は超高域の癖と品位に繋がります。
なので『滲まず』『空気感が豊かで延びが良く』『品位が高い』となるとこのような素材と構造以外ちょっと浮かびません…そして結果に直截に結び付いて良かったです
肝はとにかく『長さ』の精度です。
そこだけ全力投球してください。
煮るのは簡単です。鍋を傾けたりして満遍なくかけるだけ。後は余った蝋は袋(紙とかジップロック…耐熱性がある)に流し捨てる。鍋は火にかければティッシュかキッチンで拭けば綺麗にとれます。スプーンも火にかけて多少熱くすれば拭き取れます。所詮融点60度。ザコが。