凄く惜しい線を発見した。かなりオールドスタイルのヴィンテージな作り方である。綿二重巻きの銅単線。音も決して悪くない。やはりこの構造は正義である。
巻きはきつめで汎用性があるパターンだ。緩いのはヴィンテージで元の銅に奇跡的な素晴らしい特性があるワイヤーでないと癖が出る。良くできており高い志と経験を感じる。
だが惜しい。ヴィンテージの大当たりには及ばない。癖が微塵もなく実在感と質感だけが優れているのが百本に一つの神域のヴィンテージとするならば若干の一様な部分がある。
電気精錬と溶鉱炉直送の差か?不純物の量?製造からの時間経過?謎である。
なお1870年頃に電気精錬は発明され、実際に主流と言える程バリバリ使用されたのは20世紀初頭であり溶鉱炉直は1910~20頃が恐らく最後の方だろう
理由はわからないが、この素晴らしい志のネオヴィンテージをどうすれば神の領域に引き上げられるかを考えてみた
蜜蝋を染み込ませてみたらどうだろう?
蝋はワイヤーをダンプする傾向にあるが、蜜蝋は非常に自然で暖かな路線のダンプである。ヨーロッパのハイエンドオーディオシーンでは蜜蝋は欠かせない。そう言う音が流行っているのだ。これを読んでいる良い子のハイエンドオーオタのチミ達のほとんどは使ってる中身は良く知るまい。
だが自然派で鳴る超高級コンデンサや我輩大推薦のコンデンサ、あるいは超高級手興業トランスの充填はほぼ蜜蝋だ。
某TAIKO SGMや某高級TVC、bespokeとかは蜜蝋の山である。
これで程よくダンプすれば良くなるのではないだろうか?
この前我輩が糞味噌言ったjupiterのワイヤーも蜜蝋でダンプしてbespokeは使用している。
そんなわけで蜜蝋での魔改造を検討中です
これでダメならもうワイヤーをゼロから造るしかない。いくらかかるんだろうね?