USBケーブル ピックアップレビュー2 unibrain


ある意味UA3と真逆な製品だと思う。いや、いっそge3のほうが真逆か

さて、そんなわけでunibrain USB2.0の中身を調べても出てきません(USB3.1なら出てくる)

では分解して見ました

安いので分解(バラシ)屋グルマンとしては興奮に欠けます。もっと高いの分解してやりたくなる。

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ジャケットはPVC

で、中身は錫メッキ銅編組シールド。編組シールドとしては粗いが高周波には粗い方が良いって知ってた?とはいえ錫メッキなんてしたら高周波性能下がるけど。目的は性能の維持でしょう。

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そしてアルミホイル。

中にはかなり細い線。更にバラすと

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7本からなる銅より線。絶縁体は恐らくポリエチレン。相当、薄い。導体は1本1本はかなり硬い。意外である。そして銀メッキがなされている。手堅すぎてつまらない。

さて、ここから音と構造の論理を擦り合わせ推測する

まずそもそもの音だが

  • 音数、位相は圧倒的
  • 結果発音元から空間全体に音が拡がってゆくかまで連続性を持ち、微小信号域まで途絶えることがない(そんなケーブルはほぼない)
  • フラットで全体的に癖はないがかなり手当てしないと高域に歪みを感じる
  • つまりS/Nで言うとNも多いがSはもっと多い

という音である。

構造的にはシールドは最小限で余計なジャケットなどがない。これはミソだろう

例えばシールドはノイズは防ぐが実は信号も減衰させる。良くハイエンドケーブルで『良く躾られ超 SNで音像が浮かび上がる!』ってやつはだいたいそれで微小信号が消えて超SNに感じる。そして微小信号がないがゆえにアンビエントが無くなり結果音像間が真空となりくっきりするわけだ。

巷のハイエンドケーブルレビューの見方が変わってくるでしょ?ケーブルに必要な事は癖なくフラットで『最大の音数を』と思っている。

ジャケットの簡素さは誘電率の低下につながる。

さて、さらに導体の細さも見逃せない。恐らくは28Awg…である。細さは高周波に圧倒的有利だ。そして絶縁体の薄さもあらゆる意味で有利だ。

振動的には言うに及ばない。

もちろん厳重なシールドによって得られる物は間違いなくあるが、失う物はまた多い。

全てに於いて好対照のAIM UA3と比べて何となく構造と音の関係性は見えてくる


“USBケーブル ピックアップレビュー2 unibrain” への2件のフィードバック

    • 気になりますね
      光変換のjitter増加vsグラウンドカットの伝統の試合
      電源をどうするかで劇的に変わる予感がしますね

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