試したを全部詳細にレビューしたら季刊オーディオアクセサリー1冊かけてしまいます
極端に象徴的な物をいくつかレビューすることでUSBケーブル全体の俯瞰と共に『高周波的な特性に依る音の部分』『オーディオ的な要素に依る音の部分』がうすぼんやり見えてきます。
1.AIM UA3
割りと皆さんお持ちなのではないでしょうか(そんなことない?)
特性的には最善を尽くすように作り込んだUSBケーブルの一つ。銀単線に書いてはないがフッ素樹脂系絶縁体。アルミ箔と銅編組、そしてパルシャット…
パルシャットの話していいですか?これポリエチレンの布にアルミを蒸着させただけなので全然凄いものではないんですよ!
完
とは言えパルシャットの是非は良くわからんがまともな構造ではあるのだ。
もっと詳細て強烈なグラフは書籍で持っているが面倒なのでネットから拝借したこれを使う。
ようは編組シールドは低周波数に、箔は高周波に効きます。なお編組は密度が高いほど優秀です。そして箔は厚いほど優秀。アルミ箔より遥かに薄い数十nm厚のパルシャットの意味とは?不織布で制震してることはわかるが…
凄いと思います?
15dbってめちゃめちゃ少ないんですよ。最低限のシールド効果って-30dbからなんですよね。ねえなんなのパルシャットって?
でも豪華です。値段が信じられん。
まず銀単線。高周波では銀は正義です。なお高周波ならともかく普通の音声帯域ケーブルで銀メッキ嫌いな方、少なくないですよね?理由は多分接触電位差。
https://kotobank.jp/word/%E6%8E%A5%E8%A7%A6%E9%9B%BB%E4%BD%8D%E5%B7%AE-87284
あと高周波で単線は絶対正義。円筒形ならどうかわかりませんがより線は絶対悪です。
シールド、絶縁体、銀単線。電線とのセパレート構造。対称配置なドレイン線。論理では100点です。これより高いケーブルは100点を超えた素材か構造が欲しい。
パッと思い付いた中でワンチャン可能性があるのはshunyata とNORDOSTとwireworld platinum。なお構造が良いから音が良いとは限らないのだが。
で、UA3の音だがバーンインが十分に進めば煌びやかさも陰を潜めアンビエント帯域も十分にある。クリア。奥行き。慎み。躾。
だが音像の間が真空だ。アンビエント帯域があることとアンビエントがあることはイコールではない。結果音場は狭い。unibrainやJORMA referenceはそこが強い。シールドが強いとこうなりがちである。シールドによるある種の減衰が問題なのか?
奇を衒った音作りをしてるわけではないが、全てを得る方法はないことがわかる。なおグラフェンやCNTも誘電率は莫大でありケーブルはかくも難しい。
しかしパルシャットとはなんなんだ…
“USBケーブルピックアップレビュー1 AIM UA3” への2件のフィードバック
非磁性による電磁波吸収は特に高周波帯域では幅広い効き目を見せますが、ご指摘の通り減衰量は制限があります。これを特定の周波数に向けて形状でQを大きくしたのが、電波暗室でよく見る、いわゆる楔形(ピラミット型)電磁波吸収体というやつです。低い周波数には磁性体を用いた電磁波吸収が有効ですが、一方でQがとても大きく特定の周波数にしか効かない性質があるので、目的をはっきりさせる必要があります。これらを複合させて幅広い帯域に汎用的に使えるようにしたのが複合型電波吸収体で、テープ状ならパルシャットのような構造になります。
もっともご存知の通り、電磁波吸収性能というのは物量の世界のため、テープ状では限界がありますし、何より低い周波数では接地させたシールドに匹敵するものはなく、あくまで接地無しで使えるお手軽アイテムと言ったところでしょうか。
本題は、この手のテープ状電磁波吸収体は、他にNTT-ATからNoisebeatというのが出ていまして、こっちの方が効く印象です。
https://keytech.ntt-at.co.jp/noise/prd_5014.html
オヤイデで買えます。
https://shop.oyaide.com/products/p-331.html
どうでもいいですが、楔形電磁波吸収体にアイデアを得れば、極太イボイボUSBケーブルなんてのはありなような気がしますね。
読んで頂きありがとうございます
なるほど、確かに使いやすいお手軽なアイテムなのでしょう
そしてnoise beatは昔使った記憶がありますが巻くとバキバキに硬く指も切れやすく物凄く使いにくい印象が
確かにお手軽とは言い難い