インシュレーターの全てを聴いてきた!
とまでは言いませんがそれに近いです
ローゼンクランツは当然全て(最初期から歴代全バージョン、PB-BIGなら1,2,3とか)持ってますしリプラスの石英も例えばopt-100HG-SSは3個3セット所有していますしCROSS POINT等も色々所有してます
その上で今、製品としてのインシュレーターはほとんど使ってません(アコースティックリバイブRMF-1を2ヵ所、サブウーファーにウェルフロートは使用)
まず如何なる機構や形状、素材であろうがハード系インシュレーターに価値を見出だせなくなっているからです(好んでいる方には失礼)
インフラレベルの振動制御企業の製品WINDBELLから抜粋です
Aは石英Bはドライカーボンですな
金属スパイクは0dBから20dBも盛り上がる!付帯音と言わずしてなんと言う、ですかね
石英も同じことです
硬質な素材は反射が起きます、そしてその付帯音がシャープネス、輪郭を付加して高解像度に聴こえ、また輪郭があると音数が減ることもあり定位が締まって聴こえます。
ですがそれはまがい物であり誤魔化しです
そこへいくとソフト系並びにフローティング系が有利です(なおWINDBELLは沢山持ってますが風鈴効果が付帯音として余計で使ってません、更に風鈴をフォックでダンプしたり逆さまに使っても微妙で所詮バネだな、と
インシュレーターとは(或いはケーブルなども)収束の速度のみならず突出した付帯音…言うなれば Qの高い周波数を造らず如何に自然なシェイプにするかの道具です
振動(残響)のf特
と私は呼んでいますが、これこそオーディオの真髄であろうと思います
同じ部屋やシステムでもこれを弄れば…例えばライブな部屋の様な豊かな響きの音になるわけですね
この振動の絶対的な時間も基本的には短い方が良いのですがそれよりもシェイプの方が遥かに致命的です(付帯音は赦されない)
ソフトないしはアイソレーション系はそのQが緩やかかつ振動の減衰が早いです
木材は振動は減衰しませんがQが緩やかで悪さをしにくく、かつ音楽性となる振動のシェイプ作りにはとても有効なことも多いですな(厳選された木材は、ですが)
ハイエンド製品だと露骨なのはYGラックやWilsonインシュレーター、広義だとアルテサニアラック(接触面はフェルトで反射を排したフレームによるメカニカルグラウンディング)あたりですか
これ等は脳死で使えて音が素晴らしい名品です(なお値段)
次は高価な物を使わぬ高度な使いこなしのお話しを(たゆまぬ修練と経験が必要、しかしそれがオーディオです。)