馬鹿売れしている、生産が追い付かぬらしいです。我輩には1ミリも利益がございませんが、こんな怪しさ極まる製品を買っていただけていることは当ブログを、そして我輩の姿勢を信用して頂いていると言うこと…面映ゆくてモジモジしてしまいます。ありがとうございます。
これを書いている少し前に『超凄耳の男』が帰っていった。KANATA氏に並び『魔界の玄関で忖度の概念を置いてくる』厭な男だ。『やせたかなしいアルパカ』のような風体である。
今回敢えてオペラやライブ録音、1950年代の録音ばかりを聴いてもらったが立体感、音場の向上ぶりに『何をどうしたらこの音源がこうも立体的になれるのか?』と言っていた。褒められたのは1年半ぶりか。まあ半分はこの数日に入れ込んでいるヴィンテージワイヤーの手柄であるが…
ではQAAをいれると斯様に立体感が出るのか?
半分当たっていて半分間違っている。
使い方次第だがQAAは主に『音の通りを格段に良くする』力がある。そしてスピーカーセッティングが間違っていればその悪さを、逆に合っていれば非常にその結果をつまびらかにする。セッティングの善し悪しを拡大するルーペなのだ。
ついでにケーブルなどの位相の善し悪しも拡大してしまう。
そしてQAA以降…というかこの一週間程でスーパーツイーターのセッティングを更に詰める事が出来た。そのセッティングオーダー、0.05mm。角度もadjustせねばならない。以前と比べて恐ろしくやり易い。その結果の立体感と音場なのである。
では感謝ついでにお勧め番付を。
1.Quantum Vibe Sheet
これこそ根こそぎ売れてしまった。
機器に効かせるという意味では最大威力。そして効果の割には安い。前にも書いた通り『DACの中に直』が強力無比。
2.Woody Vibe Tuner Frustum SE
金属付けたからなんなのさ?と思った。そして色々試してわかった事が『空間に効かせる使い方』としては圧倒的だったのだ。どの製品も、ヤバ塗料を塗られている時点で空間に作用してしまう。だがこれだけその量が圧倒的。
だが使い方はかなり注意が必要だ。まずスピーカーの上にはお勧めしない。何故かキツイ。
次いで影響力の大きさが故に正中線以外の設置は危険。
だが『裏技』がある。左右不均一な部屋でセッティングをどうしても音の流れが吹き溜まり澱んでしまう所。そこの壁際などに置くと相当緩和されてしまう。正直一番手離せないのはこれかも知れない。
3.Woody Vibe Tuner Frustum
さきっちょの奴を取っただけ。
何が素晴らしいかというと『マイルド』。効き方が弱いという意味ではない。どうもこの製品群は塗られている物の振動の影響を強く受ける様だ(例え非接触でも!)
そしてこの形状がマイルドな音なのだろう。『載せる用途』としては相当に使いやすい。振動に弱い、鳴きやすい物に特に素晴らしいと思う。かつ妙に安いバーゲンセール。手間隙考えると利益にならなさそうで不安にある。
4.Cable Isolator Light
これまた安い。勧める物が連続して利益にならなさそうで申し訳ないが我輩はメーカーの利益の為に決して物を書かぬ。読者の利益が我輩の心の利益である。
しかし良くできている。ケーブルインシュレーターの法外な値段に辟易して自作のインシュレーターを使ってる方も少なくないだろう。だがこれは安くて超越的な効果でhigh fidelity cablesやMITとの相性もグンバツ。
5.Woody Vibe Board シリーズ
高いの来たよ、やったね!
効果は強烈なので載せないわけには行かなかった。電源タップの下などに使うといい。置いてすぐに驚くが抜くとガッカリする。