アースケーブル地獄のバトル


壺を除いたアースケーブルは現在Jorma statement、high fidelity cables、そして新入りのゲンさんケーブルである。

そして今回山程のヴィンテージケーブル…とても今日1日で全部試せないですが…を色々と入れてやりました。ゲロ吐きそう。

何が大変かというとエナメル剥がしです

髪の毛と大差ない太さで、これのエナメルをナイフで剥がすのですがまあ大変。簡単に切れます。圧着不可能、というか端子を使うと繊細なので音が死にます。

それが何種類もあります。無論もっと太いヴィンテージケーブルもありますが。

取りあえずJorma statement2ヵ所で色々試しました。で、わかったこと

1.やはり同じケーブルを使うと癖が拡大する。やっぱりケーブル…特にアースは色々と混ぜた方がよさそう。何ヵ所も使って癖が出ないケーブルはない。

2.JORMA statementの素晴らしさもわかった。魔法のような麗しきアンビエントが厚くカラフルに響く。流石である。だが弱点もある。それは『魔法である』ということだ。『音源に含まれる音を余すところなく出したから』ではないことはよぉく知っていたが、やはりその通りだ。そして良くできたヴィンテージワイヤーは位相云々は明らかに上回る。

そして前回『細いワイヤーは良いのでは』と言ったがとんでもない。まっこと不可思議な世界であり『23awg単線なのに恐ろしくアンビエントが豊富でオペラ歌手の声の反響でホールの広さや壁の初期反射まで可視できる物』もある。だがそれすらも2ヵ所使うとよろしくないのだ。

太さや被服などでは何もわからない、それがヴィンテージワイヤー。聴いてみるまでホントにわからん。更にはヴィンテージだから良い、という事などまーーったくない。

利点は『現代の銅線の振り幅ではありえないほど単線に恐ろしく音のレパートリーがあること』。それが故に使い途次第で音を如何様にでも出来る。『地獄の労力を代償に得られる神のPEQ』見たいな?わかりにくい例えで申し訳ない。


“アースケーブル地獄のバトル” への2件のフィードバック

  1. 電ケー19364も多用すると癖が出てきますかね?
    コアに巻くエナメル線も線の太さの同じものを使用すると不味いでしょうか?

    • 19364が何故神の電源ケーブルかというと『それすらない』からなんですな。コアに巻くケーブルに関してはその通りです。なのでたまにはそれこそ19364の中身をばらして使ってみてください。

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