導体断面積への疑義


導体断面積ってどのくらい必要なのだろう?という初心に帰った疑問を持ち始めた。あ、電源ケーブルはさておき。大変な事になるからね。

と言うのも『壺』…

こやつに使うアースケーブルを相当試した。単品の線材だと銀や金やオーグラインや102sscやディップフォーミング銅だヴィンテージワイヤーだは元よりアースケーブル完成品やスピーカーケーブルも色々やってみた。

なお聴き所は『フラットネス』『情報量』『アンビエントの拡散の正しさと反響具合(古いオペラと弦楽四重奏を主に用いる)』。取り分け壺は好みの介在する余地の無い聴き方に徹している。

で、聴きながら思ったのが『細ければ細いほど上記に合致する』んですよね。最高だったのは38awg絹巻きエナメル線。

初めは(まあ壺…高周波の小電力だからねえ)と思っていた。

しかし良く良く思い返すと『何で太い導体が要るんだろう』となる。

少なくともインターコネクトケーブルだと無用の長物。

スピーカーケーブルはダンピングファクター…と言うけどね。言うならマルチかフルレンジにしなさいや、となる。流石にあまり細いとアレだし、ハイパワーアンプで燃え尽きそうだが。

なお細い線だと昔47研の0.4mmケーブルを試して(微妙だなあ)と思った方も多いはず。理由は『アレでも太すぎる』のと『PTFE被覆だけで線の揺れを止められないからピークがある』からですな。

今回も0.28mm(29awg)ではやはりピークを感じた。そして改めて学術的にもめちゃくちゃ調べたが、まあオーディオ帯域プラスαで表皮効果を無視するには0.1mm位になるらしい。おおっ、論理と繋がってきたか?

じゃあ2本にするとどうなる!?充分に離して相互インダクタンスとか無視できる状態にしてみたぞ!

…あかん、明らかに悪化してる。アースループ疑惑も無くはないが。その後他の線と混ぜてみたりもしたが38awg単体には遠く及ばず。

ちょっとこれで壺以外のアースケーブルやインコネも作って見ましょうか?

アースケーブルはvs Jorma statement

インコネはvs high fidelity cables professional

という究極の死合になります


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