ここから先は完全に感覚と認知の世界になる。シミュレーションだの測定だのレーザーだのは役に立たぬ世界。
機材にかける5000万円よりスピーカーの最後のコンマ数mmのほうが遥かに有効です。
此処では『スピーカーから出る波紋が美しく広がる事』と『両方のスピーカーから出る圧(音圧ではない)がバランスが取れていること』の2つを達成できている事を目標とします。
そして幾人かの超上級者がその登り方を書いてたりしますが、各人の実力に差はなくてもやり方はバラバラ。『もちろん誰も嘘は言ってない』。歌でもなんでも同じではないかなと思います。しかし何なら登り方は全て知っていた方が絶対に良いです。良いところをつなぎ合わせて『出来る限り誰もが簡単に登れる登山道を整備すること』が我輩の仕事と思います。
大きく分けると清原氏(TAD)/松浦氏系列とGRF氏/KANATA氏系列に分かれるようです。
前者は難しくはないですが複雑な説明に、後者は達人技でありフォースとかに近い世界ですがシンプルです。それが出来れば、ですが
http://www.ippinkan.com/cojp/2016-10_times/page_3.htm
http://hoteiswebsite.c.ooco.jp/note/doc/a003.htm
確りと体系化して載せてらっしゃいます。親切なお人柄が偲ばれます。この族は
では最初に『清原氏法』から。登るスタートはこれがお勧めです。それを更に分かりやすく削ぎ落として結晶化しました。
- モノラルピアノ録音を用意します。どんな曲がいいか?ポロポロした転がるような奴がわかりやすいですかね…
- どちらか片チャンネルだけ鳴らします。
- スピーカーを前後に動かします(ミリ単位。此処では精々1cm程度しか動かしません)
- 動かし方は殴るか蹴るかです、押すと動きすぎます。痛いならまず拳を鍛えて下さい。
- 周期的に音が良くなったり悪くなったりします。
- ここでの『良い』とはピアノの強弱のコントラストが強いことです。スムーズに空間に広がりクリアではっきりと。なのでポロポロしたほうがわかりやすい。ポロポロの中にクリアネスとダイナミクスを見るのです。
- ホワイトノイズ法は結局わかりにくいと思いはじめた15の夜
- ぼんやり良いところから1打撃して、良くなったら追撃。悪くなったら逆側に打撃。比較して勝ち抜き戦。勝ち抜き戦という概念は少しカイザーメソッド。
- 片方だけしかやらない
何故かって?このまま両方やるのではなく、この後GRF氏/KANATA氏族のやり方に移るのが早くてイージーだと思います。此処からの両方のフォースのバランスや流れを感ずる事で今回まだ弄ってない不出来な方を合わせて行くのです。逆に始めから最後までGRF氏/KANATA氏族のメソッドで通すのは無理ゲーです。
続きは次回