輻射ノイズ鏖殺篇


…と言うわけで輻射ノイズをSATSUGAIします。輻射ノイズとは…例えば高周波ノイズがケーブルを通っているとして、それが空中に飛んで云々ってことですな。まあアンテナです。


>輻射ノイズ対策の基本は、ノイズを輻射する導体にノイズを流出させないことです。
したがって、アンテナとなる導体にノイズが伝わる前にEMIフィルタでノイズをカットするのが適切と言われています。
主な方法としては、ケーブルにつながるラインにEMIフィルタを挿入する方法です。
ただし、必要に応じてパターンにつながる信号ラインにもEMIフィルタを使用します。


では困るのでもう少し

要は『ケーブルにノイズを走らせければ良い』訳ですな。で、ノイズの殺し方は大きく分けると2種類。コンデンサと磁性体です。

ってこれ全部書くと大変なことになるので『こまけえこたあいいんだよ』で行きます。

https://detail-infomation.com/x-capacitor/

此処ではXコンデンサの事を指します。これはノーマルモードにしか効きませんがこれも大切です。フィルムコンデンサやPIO(オイルペーパー)を使います。

容量は小さいとより高い周波数に効きますが、ノイズを取れる量も減るので1個なら大は小を兼ねます。数μFはあっていいかと。どのコンデンサが音いいのって?長くなるので此処では書かないです。アクセサリーの魔人はコンデンサの魔人でもあります。『マイクロポアでグルグル巻くと大変巧く制震され音の癖は減る』のでまあ変なの選ばなければ大丈夫かと。あとmundolfには気をつけて。難しいですので余程極めないとむしろ避けた方が安牌かも。

インバーターでAC出力のバッテリーをお使いの方は此処のコンセントにまず刺しましょう。入り口でSATSUGAIするのが大切です。

次に磁性体。まあコイルとかですね。チョークコイルとは磁性体リングに線を巻いたものです。此処では特にコモン・モードノイズチョークコイルを指します。何故か?コモン・モードノイズを殺すのは事実上チョークコイルでないと無理ゲーですしノイズのメインはむしろコモン・モードです。圧倒的にSATSUGAI困難。


以下 蛇足

コイルに使う磁性体も周波数特性はありますが、これを周波数特性のみで捉えるとオーディオ的には敗けです。コンデンサもそうですな、音質は周波数と無関係。磁性体にも歪みがありそれが音質に影響が大きいと思っております。アモルファスやナノ結晶合金(ファインメットとか)は極めて優秀です。

また振動に影響を大きく受けるのはオーディオの常で、製法的にファインメットは箔を巻いて造るので振動に繊細です。それが故に周波数を越えて振動的に熱処理の影響が強く種類によって音も大きく変わり、またクライオ処理が極めて著しく有効です。こんなクライオ有効な物ないんじゃないかな?

バッテリーの後にアイソレーショントランス使う実験中ですが現段階では微妙な感じがしてますな。何か輻射しているのか微妙なコアによる磁歪でやらかしている可能性。やはりコンデンサとファインメットチョークがオススメ。


さて、冗長で蛇足になってきた所で『こまけえこたあ良いんだよ』に戻ります

大きなファインメットコア…ft-3k50tのどれかを買って電源ケーブルをグルグルしてください。ついでに大きくなくていいのでACアダプターから出ているケーブルも可能限りグルグルしてください。

簡単ですね


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