長期連載スピーカーセッティング1 総論編


最もやりたくない連載をはじめてしまいました。やりたくないので本当に少しずつゆっくりとやります。短期集中ではなくゆっくり。

Q.何故やりたくないのか?

A.テーマが重いから。ルームチューニングも重かったがまた別の重さがある。更にこれに関しては我輩より上が居る。(ルームチューニングは経験×知識×散財の積が我輩以上はないと自負がある。)明らかに上であると把握しているだけで日本に5人は達人が居る。(名前の知らない人も居る)無論もっと居るだろう。我輩以外が書けば良いんじゃないのぉ?とも思う。

Q.それでも何故書く?

A.後世に遺る形で書かれてないから。あるいは書かれ方が明らかに不十分だから。一文の得にもならずこのブログを毎日せっせと書いているのは後世に知識と経験を遺してオーディオ文化を広げ、あるいは良い音楽を作る環境を拡充するためである。だが何故あまりマトモに書かれてないかというと…

  • 多分誰も理解できないと思ってて書く気がない
  • 書いてるけどめちゃ難解で誰も理解できない内容
  • それを生業としていて書きたくない
  • 同じく腰が重くて書かないまま死にたい
  • そろそろ死ぬ

のいずれかと思われる。

具体的な人名?お名前を把握している中では…

  • 松浦 正和氏(石井式リスニングルーム)
  • 逸品館清原代表(実はレーザーセッターの『後』にセッティングが始まる)
  • GRF氏(開祖の類い)
  • KANATA氏(老境著しいが恐らく人類の到達点。縁壱。)
  • おいたわしや兄上

ここら辺だろうか。前はもっと居たがもう追い越した。全員のセッティング法を学びつつ、先生らの書かれた物は(難解だが)穴が空くほど読み、実践し、KANATA翁に毎週死ぬ程罵倒されつつも折れず曲がらずかじりつき、また完全にセッティングなされたものとはなんなのかを耳から血が吹き出るほど観察して此処まで来た。

我輩がスピーカーセッティングの凡才が故に、這いつくばって鬼に成ってまで得たこの技術を書き記すには向いている気がする。この技術さえあれば、時間をかければ92点までは取れるのです。

無論日本のオーディオファイル及びエンジニアお一人お一人全員にミリ以下の世界に入門して戴くことが目標と考える。

え、無理?

…とはいえまずは順序というものが御座候。

シミュレーションなどでも(ある程度)割り出し可能で頭で攻められる10センチ単位の世界

  • 定在波の概念
  • 低音とスピーカーの位置の関係
  • 部屋の縦横
  • 部屋のモード学園

辺りから始めまする

逆に後半に近づくほど認知を磨く世界になります。知力から打撃戦になります、いやマジで。


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