かないまるVS怪異グルマン謹製タップ前編


これはチクマの非常に古いタップのボディである。20年前にボディだけを販売していた時代があった。A7075で非常に良くできていた。現在と違って脚はないし全てがA7075ネジではないが、物量的にはpossible系列ぐらいしかこれを倒せない。

20年の間に多くのコンセントや内部配線、コネクタを試してきた。

磁石とQAAヤバボードとタップ

現在の使用パーツは…

  • フルテックIECコネクタ金メッキ
  • AET SIN EVDを分解して得た内部配線
  • shunyata research Hydra8からもぎ取ったコンセントとBENOMフィルター
  • クライオ金メッキI端子

汎用的なものがほとんど無い!!!

AETのSCR以上…特に三層となったEVD時代の内部配線は良かった。パワフル、クリアー、高品質と全てが揃っている。導体の質も然ることながら構造が凄まじい。絶対他のメーカーは不可能だろう。円筒形だとJorma、アナリシスプラスあたり。音はさておき製造の困難さはAET>Jorma>アナリシスプラス。色々ケーブルを分解しておると海外のケーブルは相当微妙…特にtransparentの導体の酷さが良くわかる。何回も擦る位には相当酷い。ワースト。

そんなAETであるがケーブル完成品としての傾向はパワフルに傾き、性能重視で奥行きやアンビエント等に欠け表現力の幅に難があったのも確か。同族構造のJormaと比べると顕著。

最もEvidence制作で何かを掴んだようではありそれ以前よりは表現力は増したとは思う。

だが何故か切り売りが無くなり内部配線として使えなくなる。Evidenceすらも切り売りが有ったのにね。


chikuma製品を色々買ってわかるのが電源ケーブルがどうも位相がおかしくなる。正確にはフォーカスと奥行きがかなり壊滅的に消える。スピーカーセッティングが高次元で出来てないと気にならないがかなり厳しいと言える。理由は不明。

内部配線も同じ事で、possible4は筐体の力業で気にならないがそれ未満の機種だと電源ケーブル程ではないが位相のモジュレーションが鼻につくようになる。なのでAETの内部配線を使うのだ。逸品館清原代表の気持ちがわかる。


さらにshunyata research。割りとインチキメーカー。二束三文の箱のタップに小さなオリジナルフィルムコンをコンセントに挿入しただけの代物を高額な電源装置として売っていた。このメーカーを信用してはいけない。だがケーブル等は音作りは良く出来ていて拡がりがあり音触も良い。コンセントも悪くはない。技術力と倫理観が無いだけで耳は良いのだ。


そのような連中を掛け合わたのがこれ。厭な三身合体である。これがかないまるタップと今夜雌雄を決する。


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