かないまるタップとは『癖の無い素材で、かつ壁コンや機器間の振動を切る』事がコンセプトなわけですが、始めから思っていたことがあるのです。
『Fケーブル要るの?』
幾ら『問題がない』と言っても『ホントかよ!?』ってなるでしょう。なのでtypeG(グルマン)を造ってみた!
簡単に言えば『19364のみで構成されたバージョン』ですな。細部は全力です。0.9keiser刻みで造られ、本線は189㎝、分岐は94.5㎝です。その他は全て同じ造り。なお1keiserに比べて0.9keiser刻みは後年貝崎氏が手のひらを返してkeiser単位をぶち壊した行き着いた長さです。音は物凄くパワフル。バーンイン済むまで荒いですな。
さて、そんなわけで完成しました。
使用箇所は今回もAVAA。めちゃくちゃ繊細かつ相性が無い冷徹な電源鑑定マシーンAVAA。理由を考えたら負けです。
さて、音ですが立体的、躍動感があります。明らかな癖もないです、そらそうよね19364とhubbellとPanasonicですから…なんですがね…
10回は差し替えて聴き比べましたが理屈、というより本能的にどうしてもかないまるタップオリジナルに戻してしまう。typeGに色付けという色付けは確かにない。無いのですが…色というレベルではないレベルの…駆動の仕方に特徴がある。
もっと言うと『かないまるタップオリジナル』はあらゆる意味で『無』です。此処まで無で居られるか!そんな電源機器がかつて有ったか?と思い返しますが、ないですな。神霊かないまる、強い!
いずれにせよかないまるタップオリジナルに何をしても上回れないです。既にバーンインが進んで小指でチクマ十数万円のタップは粉砕出来てます。比較対象にならない。
コンセントもCROSS POINTの3万円程の物を付けて聴いてみました。なおこれは相当な秀作です。大変良いコンセント。癖は無いが濃密で確かに『僕たちの想像してた金』の音ではある。色彩感もある。ですが今回の使用条件では『完全な無』にはなれない。念のため、Panasonicに劣るとかではないです。実際当該コンセント(及び上位品)は多く使っており、素晴らしい。かないまるタップがどれだけ『無味無臭』かが分かるエピソードということでひとつ。