ヤバイ塗料を塗った板。このboardシリーズはサイズが色々あり、どうも最大の物らしい。
塗料の面積が圧倒的に大きく、使う事に際してかなり勇気が必要だった。
あんなちゃちな鈴や木片ですら空間に対してあの威力である。こんな面積を部屋に置いたら音場は無事でいられるのか?
取りあえず足元に敷いた。踏みながら試聴である。先日書いたように『正中線に置くこと』『床なら影響は少ない』を踏まえたわけだ。
ヤベエなこれ。音が、というか音場が下にもある…良いのか悪いのか、正解か不正解かわからず暫し悩む。少なくとも拡散板を置いたとかとはまるで違い、どの帯域が~とかではなく音場そのものが下にも現出する。奥行きなどに阻害はなく、しばらく聴いていて外す気が失せてきた。良いと思う。
では、と本来の使い方、電源タップの下に。サブウーファーなどに供給するやつとAVAA行きのどうでも良さそうなタップである。
こ、これは…アカン!
音場のエネルギーバランスが左右に崩れて死亡。板を足元から二時の方向に30cm程進んだ所に置いた。リスニングポイントから程近くだと影響力は大きい。それは分かるが床置きでこの影響力はやはりヤバ塗料の面積が物を言うアクセサリーと分かる。
なお話は逸れるようだが、スピーカーセッティングはKという老境著しいオーディオファイルの聞き方を盗んで習得した…『教えて出来るものではない』という戦前の職人の様なスタイル。
ある時その老境著しいオーディオファイルの音を聴いていて何故かいきなり『歯車が噛み合った』。別にスピーカーセッティングの話など1ミリもしていないが、いきなり理解したのだ…何故か…
いきなり理解したスピーカーセッティングメソッドを忘れる前に試したくて、帰りたくなった。音を聴いている場合ではない。帰りたくてソワソワし始めた我輩。何かオフ会でソワソワし始めたら『理由はさておき帰りたいんだな』と思ってください。
何故スピーカーセッティングの話をし始めたのか?コイツも早くもボケたのか?いや、スピーカーセッティングの肝の一つが左右の音場のエネルギーバランスなんですな。なので『スピーカー位置が右が数ミリ前方にずれたかのよう』な音になったのです。板なのに。
なので電源タップなどを正中に置くようにして改めて試聴した。『こいつぁスゲー!』空間に対する影響とは全く別の…豊かで実に有機的で聴きやすくエネルギーもあり…サブウーファーとAVAAなんだけどなあ?
ただ、かないまるタップを何とか乗せて色々やってて分かったのが『触れてる電源ケーブルに相当影響を与える』ことである。振動などで得られる内容の変化では到底無い。
現時点で優勝はこの板。
“QAAヤバboard とスピーカーセッティング小話” への2件のフィードバック
Mr.K North Side
わたしも教え子の一人。
おお、何と
上手すぎる言い方笑
まさに達人、ですね
平行流開祖